ドキュメンタリー映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」

先日、ブルース・ロック歌手ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」の予告編が遂にYouTubeにて公開されました。

公開された予告編では、彼女が歌う「ベンツが欲しい」に乗せて、幼少期のスナップ写真やライブ映像が映し出されていきます。グラミー賞歌手メリッサ・エスリッジやP!NKの回想コメントに続けて、ジャニスが自身27歳の誕生日を迎えた心境を綴った手紙の内容が読み上げられます・・・


JANIS_LITTLE GIRL BLUE

1960年代後半のアメリカ。
公民権運動やベトナム反戦運動、ウーマンリブ(女性解放運動)などカウンターカルチャーが吹き荒れる激動の時代の象徴として大きな脚光を浴びた ”ブルースの女王” ジャニス・ジョプリン。

この人も、27クラブ(27歳で他界したロックやブルースの音楽家)の代表的なロックスターのひとりですね。1970年、アルバム『PEARL』の製作中、ヘロインのオーバードーズによって若くして亡くなってしまいました。

遺作となった『PEARL』は彼女の死後1971年に発売され、全米1位にランクされた名盤です。
録音中の死去により「ベンツが欲しい」はアカペラの仮録音、「生きながらブルースに葬られ」は本人の歌が録音出来ないまま演奏だけが収録されています。
わたくしも、若い頃このアルバムを良く聴いておりました。
圧倒的な歌唱力と魂のこもったハスキーでソウルフルな歌声。もの凄くカッコいいですよね!

ちなみに私が一番好きなジャニスの曲は「Cheap Thrills(1968)」に収録されたジャズのスタンダードナンバー「Summertime」のカバー曲。 激シブです!!

「Summertime」 Janis Joplin(Big Brother & The Holding Company)

あの伝説のモントレー・ポップ・フェスティバル[※1](1967)での神がかったステージから一夜にしてスターダムにのし上がった彼女。それから活動期間は僅か3年ほどしかありませんが、今なお圧倒的な人気を誇る偉大な女性シンガー、ジャニス・ジョプリン!
興味がある方は映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
監督はアメリカの社会派女性監督として注目されるエイミー・バーグ。
本作は遺族の全面協力により、バンドメンバーや親しい友人、昔の恋人、家族といった彼女の身近にいた人々からのインタビュー映像と、両親や兄弟、恋人へのパーソナルな手紙を軸に構成されているそうです。
映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー」は2016年9月よりシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。

余談ですが・・・ むかし、ジャニス・ジョプリンをモデルにした「ローズ(1978)」って映画がありました。主演のベット・ミドラーが歌う主題歌「The Rose」は今や広く世に知られ親しまれている名曲。誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。
とにかくヒロイン「ローズ」演じるベット・ミドラーのステージは圧巻です!
ジャニスの人生を知るのにも良い映画なのでこちらもオススメします!

「The Rose」 Bette Midler


[※1]モントレー・ポップ・フェスティバル(1967年)
後のウッド・ストック(1969年)、ワイト島(1970年)など大規模ロック・フェスの先がけとなったロックがメインで行われた大規模な野外コンサート。
ジミ・ヘンドリックスがギターを燃やすパフォーマンスはあまりにも有名。
ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックスなど、このフェスティバルで知名度と人気を得たミュージシャンも多いです。


(杉澤)