ミスターロボット、 秘密を知りたい

パラマウント・ピクチャーズが、スカーレット・ヨハンソン主演で製作中のハリウッド版「GHOST IN THE SHELL」の新たな予告編映像を公開!!本作にはビートたけしや桃井かおり、福島リラなど日本人俳優が参加するという事もあり、話題となっています。

■ゴースト・イン・ザ・シェル | ファースト・トレーラー | パラマウント ピクチャーズ ジャパン (YouTube)

元々は士郎正宗氏の漫画「攻殻機動隊」を原作とする本作。1995年には押井守監督のアニメ映画として公開されて人気を博し、TVアニメ化やゲーム化を経て、その人気は日本に留まらず世界中で愛されているシリーズです。

■Ghost in the Shell (Kokaku kidotai) – (1995) – (Mamoru Oshii) / Kenji Kawai (YouTube)

1995年公開アニメ映画「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」のオープニングシーケンス。
映画「マトリックス」がこの映画にインスパイアされたという話は有名ですね。
そして何と言っても川井憲次氏よる主題曲が秀逸。なんとハリウッド版「GHOST IN THE SHELL」でも音楽を担当するとの事で、先日行われたエクスクルーシブイベントでも川井氏によるライブアクトでこの曲が生演奏されました。

■PROJECT 2501 : HOMAGE TO GHOST IN THE SHELL (vimeo)

こちらは海外のアーティスト達が2014年に「攻殻機動隊の映像を現代の最新技術で作るとどうなるのか」を追求して制作したファンムービー。上記のオープニングシーケンスの再現を試みております。

■「攻殻機動隊 新劇場版」PV (YouTube)

昨年は「攻殻機動隊」シリーズ生誕25周年というアニバーサリーイヤーでもあり、『攻殻機動隊 新劇場版』が公開。

「攻殻機動隊」と言えば、90〜00年代を代表するSFシリーズとして世界中にファンが多いだけに、今回のハリウッド版による実写化は、情報が公開されるにつれ賛否両論が真っ二つ。(まずスカーレット・ヨハンソンが演じるキャラクターが、シリーズの主人公:草薙素子では無いという設定な時点で壮大な逃げ口上が始まっているような…)
しかしながら、現在の映像技術を持ってすれば、あの科学技術が飛躍的に高度化した(かつ一方では退廃したサイバーパンクな雰囲気の)近未来アジア都市を見事実写化出来る事でしょう。
個人的に一番心配しているのは、登場人物の1人バトーの義眼レンズですが・・・
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特殊任務を行うレンジャー4課出身であった事を象徴する義眼レンズ。
まあ、ペットボトルのキャップで無かっただけでも善しとしましょう。

さてこの「攻殻機動隊」の魅力のひとつは「生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会」が舞台になっているという点。昨今では人工知能の事例が話題に挙がる事が多いですが、機械面を含めた現代のロボティクス技術はどの程度まで発展しているのでしょう?
もしかしたら映画「ターミネーター」の様な、将来的には人間に対して反乱を起こす恐れのある技術が開発されているのか!?
という事は審判の日は近いのか!!??

それを探るべく、日本、いや世界の科学技術が集結した特別施設へ極秘潜入。
それがここ!
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日本科学未来館!館長は宇宙飛行士の毛利衛氏!
日本科学未来館 公式ホームページ

ここには「ロボットとともにくらす未来を考える」というテーマの展示が常設されています。

では、いざ内部へ!我々の未来はつくられたものなのか!?
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広大な敷地に建てられたこの特別研究施設。
目的の展示場所を受付さんに聞いてみようとすると…
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アッ!アンドロイド!?
どうやら、人間そっくりの見た目を持つ遠隔操作型ロボット「オトナロイド」との事。
デモンストレーションタイムでは無かった為、どんな機能かは不明。

参考)日本科学未来館、常設展「アンドロイド-人間って、なんだ?」を公開(PC Watch)

その「オトナロイド」のすぐ横に目をやると…

ヒッ!ホムンクルス!!??
どうやら最小限の人間らしさを追求したアンドロイド「テレノイド」との事ですが…
こちらもデモンストレーションタイムではなく、何に使うのかさっぱり不明。

参考)遠隔操作型アンドロイド「テレノイド」、高齢者向けサービスとして事業化(PC Watch)

これらのアンドロイドは、知能ロボット学研究の第一人者である石黒浩氏が監修。
自分そっくりなアンドロイドや、タレントのマツコ・デラックスさんそっくりなマツコロイド等を制作された工学博士ですね。
■Me, myself and my android [日本語] | Hiroshi Ishiguro [石黒 浩] | TEDxSeeds 2012 (YouTube)

などと様々な展示を巡っていると、突如荘厳な音楽が館内に鳴り響く!
人集りの方へ駆け寄ってくと…
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で、でたー!ジャパニーズモストフェイマスヒューマノイドロボット「ASIMO」!!
ホンダが開発した人間型自律二足歩行ロボットのおでましだー!


跳んだー!


歌ったー!

なるほど、現代のロボティクス技術は、まだまだ人間社会を脅かす程では無さそうです。
むしろ、想像していた未来よりもちょっと穏やかすぎる気もしますが、つまりが、ここ日本科学未来館は、基礎的かつ革新的な科学技術と安全に触れ合える素晴らしい施設である、という事でしょう。様々な企画展も行われていますので、お好みの企画に合わせて訪れてみるのも楽しそうですね。

海外ではロボットベンチャーで有名なボストン・ダイナミクスをGoogleが買収したり、軍事利用目的でのロボット開発が進められていたりと、その技術は着実に進化を遂げています。

■Introducing WildCa (YouTube)

四足歩行ロボットの進歩は目覚ましく、重い荷物を積んだ状態で急こう配を登ったりバランスをとったりと高性能を発揮。こちらは時速26kmで駆け抜けるロボット。

■Atlas, The Next Generation (YouTube)

雪道なんのその。倒されても自分で起き上がり、荷物を離されても健気に追う。これもう既に・・・いや、ASIMOは歌えますからね。

一方で、人工知能の能力が人間を追い越す時(技術的特異点)が2045年と言われておりますが、昨今のニュースを見る限りでは、その時は一気に近づいているようにも思えます。

人工知能、今度は「格闘ゲーム」で人間を上回る(WIRED.jp)

「人工知能がつくった映画予告編」と「人間がつくった映画予告編」を見比べる(WIRED.jp)

それらがロボットを開発しだしたとしたら…

やはり、全てに置いて人間を凌駕するロボットが誕生する日も、そう遠くは無いかもしれません。

そんなことを自分のゴーストが囁く中、日本科学未来館を後にしようとした私の目の前を何かが横切りました。
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は!フチコマ(攻殻機動隊に登場する多脚戦車)!?

(石井)