おもちゃの歴史のお勉強

9月に入り夏休みモードも一段落。と思っていたら、もう目の前にはシルバーウィーク!
でも、2017年のシルバーウィークは長くても3連休と、例年よりは小規模気味…
しかも夏休みの直後という事もあれば、なるべく省エネで過ごしたいところですね。

老若男女が気軽に童心に返って楽しめる場所…そんな場所が…

ありました!
栃木県は壬生町、通称”おもちゃのまち”に!
その名も「バンダイミュージアム」!

おもちゃの博物館 おもちゃのまちバンダイミュージアム

1960年代に輸出玩具工場団地として栄えていたこの壬生町。
そのひとつにバンダイ・ポピーの工場も存在し、超合金や変形合体ロボといった時代をときめくおもちゃ達が、この地から日本全国、そして世界へと送り出されていました。

現在はその多くの工場がアジア諸国へ移転しましたが、日本のみならず世界中の玩具の技術と歴史を残そうと創設されたのがこの「バンダイミュージアム」です。

さて、バンダイのおもちゃと言われてすぐ思いつくものといえば、そうガンプラ(ガンダムのプラモデル)。そしてポピーといえば超合金や変形ロボ!
団塊ジュニア世代(第二次ベビーブーム世代)が泣いて喜ぶ二大巨頭のおもちゃ郡が、このミュージアムの至る所に設置されています。


館内に入るとすぐ目に飛び込む1/1原寸大ガンダム胸像!そして合体ロボタワー!
もうこれだけで丼ぶり飯三杯は食べられる人たちも居ることでしょう。

このミュージアムは大きく4つのテーマで分類され、それぞれの展示ブースが存在します。

【世界のおもちゃ(ワールドトイ・ミュージアム)】
まずは「世界のおもちゃ」
ロンドンおもちゃ博物館より受け継いだ約7000点のワールドトイコレクションから厳選した、ヨーロッパを中心とした世界のおもちゃが展示されています。


19世紀に作られ、今もなお動く炭鉱の巨大ジオラマ(左)。
細部まで作り込まれ、全方位から見て楽しむことが出来ます。

そしてテディベアのコレクション(右)。
顔が怖いのもチラホラ。

個人的に当ミュージアムで感動した展示のひとつ、テレスコピックビュー。

数枚に切り分け蹴られた絵を上から覗くと、奥行きのある立体的な1枚の絵に!

【ホビーミュージアム】
続いて”ここでしか見れないガンダムコレクション”と銘打たれた「ホビーミュージアム」。


1/144スケールのホワイトベース(左)に、ガンダム生みの親こと富野由悠季監督による最新の立体作品『ZAKUの夢』(右)。

多様に展開するガンダム作品の中でも、特に幼少時代の筆者を虜にしたのがSDガンダムシリーズ!そのプラモデル「BB戦士」は、当時の小学生の間で大流行しました。

中でも最も好きだった「武者頑駄無(むしゃガンダム)」は、その顔のイラストを今でも空で描けるぜ!

【日本のおもちゃ(ジャパントイミュージアム)】
最大の目玉「日本のおもちゃ」。
江戸時代から近年大流行したおもちゃまで、約2万点のジャパントイコレクションから厳選したおもちゃを展示。
超合金やウルトラマンソフビ、キン消し・ガン消し、ゲームウォッチからたまごっちなど、その膨大なコレクションは実際に足を運んで見ていただくとして、この記事では筆者が実際に所有していた”想い出おもちゃ”を数点ご紹介。


でたー「鉄人28号」(左)!
筆者がバザー(いまでいうフリーマーケット)で買ってもらった中古の「鉄人28号」は、もちろん箱なしで色が剥げてて両腕の部品が無かった〜。腕が飛ぶギミックは部品を無くしやすいのです。

続いて、東映スパイダーマンに登場し、いまや本家マーベル・コミックにも認められた巨大ロボ「レオパルドン」(右)!
ほらやっぱり腕のパーツが無くなってる!


でたー!東映不思議コメディーシリーズ第2作目の「バッテンロボ丸」!
「ロボコン」も居るのに、何故か看板は「ロボット8ちゃん」で一括りにされてる!
(なのに肝心の「ロボット8ちゃん」が居ない!)


でたー!「霊幻道士」!
中央に小さく見える箱は「パーティジョイ」。このシリーズはボードゲームブームの先駆けか!?

箱イラストにピンと来る人も多いはず!!


でたー!「聖闘士星矢」の「聖闘士聖衣大系」!
黄金聖衣(ゴールドクロス)が欲しかったのに、親が買ってきたのは何故か鋼鉄聖衣(スチールクロス)のマリンクロス・潮だった…
※聖衣(クロス)とは聖闘士がまとう守護星座の形を象った伝説の防具。しかし筆者が買ってもらった鋼鉄聖衣は、非正規聖闘士がまとう、現代科学技術で作られた防具。しかも、原作漫画には登場しないアニメオリジナルの設定。

もちろん、女子向け玩具も大量に展示されています。


シルバニア…と思いきやの「メイプルタウン物語」(右)。
そして「あんみつ姫」(左)!
箱の日焼け具合が歴史を物語っています。
その他、いわゆる”ままごと玩具”や、セーラームーンシリーズなどなど。
ただ、筆者のようなオッサンがゆっくり写真を撮るのもコンプラ的にどうかと思い、早々に退散。

4つめのブースに向かう前に、いったん実物大ガンダムが鎮座するロビーに戻り休憩。


ロビーには色々な遊具で遊べるプレイエリアが有るので、お子さんやお孫さん連れの家族で大変賑わっていました。

実物大ガンダムの近くには、ガンダムに出てくる制服やスーパー戦隊のコスチュームなどのコスプレが楽しめる無料レンタル衣装も。

まあまあ、昨今の若年層オタクに媚びたサービスだな〜、などと思っていたら、あれ!?
これ1987年に放送されていた「超新星フラッシュマン」のなりきり玩具ヘルメットじゃん!!
周囲の友達はみんなこれ持ってたのに、自分だけは手芸自慢の母親お手製だったヘルメットの正規品実物じゃん!!
といった幼少の頃の淡い想い出が脳裏にフラッシュバックしつつ、最後のブース「エジソンミュージアム」へ。

【エジソンミュージアム】
世界でトップクラスの質を誇る、エジソンの発明品コレクションが展示されています。

「おもちゃと関係ないじゃん!」と思われるかもしれませんが…
幼少期に「おもちゃで遊んでばかりいないで本読んで勉強しなさい!」と言われて渋々読むのが、偉人の伝記。
しかも、誰もが手に取る伝記と言えば、やはり世界の発明家・起業家エジソンだったのではないでしょうか。
ま、こじつけではありますが、そのような意味でも、筆者にとってこの併設されたエジソンミュージアムは大変興味深いものでした。

現代の家電の源流がほぼエジソンの発明品。なかでも電球は代表的ですね。
その電球のフィラメント素材として日本の竹を使用したという事例は、子供ながらに日本人としての誇りを強く抱かせてくれました。

その竹フィラメント電球の実物がここに!

しかもその竹フィラメント電球の明るさを体験できる!

これには感動しました!

そしてそして、その竹フィラメントの事を教えてくれた伝記本が置いてありました!

集英社版・学習漫画「エジソン」!またお前を手に取る日が来るとは!超感動!
少年漫画タッチとはまた異なる絶妙な劇画風絵柄が「漫画を読んでいるのではない、勉強してるんだ!」と思わせてくれる名作本です。


所狭しと置かれた歴々のおもちゃに興奮しっぱなしのこの「バンダイミュージアム」。
訪れる前までは、”おもちゃ音痴”な家庭で育った筆者にとっては、実はあまり興味を持てる施設ではないのでは、と考えていました。
しかし気づけばあっという間に閉館時刻になってしまうほど、観るものいっぱい。
エンタメ業界に身を置く人間として(童心に返りつつも)しっかり勉強させてもらいました。

こどもから大人まで楽しめる充実のコレクション。おもちゃの幅広く奥深い魅力に触れ、おもちゃを通して楽しみながら、日本そして世界の文化史の一端を学ぶことができる「バンダイミュージアム」。
みなさんも、このシルバーウィークに訪れてみては如何でしょうか。

…ところで!
バンダイといえば、コンピューターゲームメーカーのナムコと合併し、現在はバンダイナムコエンターテインメントとして日本のエンタメカルチャーを牽引されております。
では、そのナムコ側の歴史に触れ合う方法は…

ありました!その名も「ナムコミュージアム」(Nintendo Switch版)!

このカッコイイPVはもちろん弊社の制作です!

以上、長い前フリの自社宣伝でした!

(石井)

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