ドキュメンタリー映画「私が殺したリー・モーガン 」

天才トランペット奏者リー・モーガン殺人事件の真相に迫るドキュメンタリー映画「私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実」が公開されます。

わずか18歳で名門ブルーノート・レコードからデビューしたモーガン。
1972年、33歳のときにその輝かしいキャリアは突如にして終わりを迎えることになります。イースト・ヴィレッジのジャズ・クラブ「スラッグス」で内縁の妻であるヘレンに拳銃で殺されてしまうのです。
33歳の天才トランペッターは何故に命を閉ざされてしまったのか・・・

この時代はジャズ界にドラッグが蔓延していたのは周知の事実ですが、モーガンはその中でも強くドラッグに耽溺したひとりだと思います。
寒い冬のNYで、ヘロインを買う為にコートや商売道具のトランペットまでも質屋に売ってしまうくらいですから。

そんなボロボロのモーガンを救ったのが内縁の妻であるヘレンです。
楽器を調達し、ドラッグのせいで度々仕事をすっぽかすという悪評のなか、クラブに出演できるように口聞きしたり、ドラッグから救済しようと必死に努力したり、バンドを抱えるための資金を肩代わりしたりと、あれこれ母親のように面倒を見てくれる年上のヘレンのおかげでモーガンは徐々に立ち直って行ったのです。
しかしモーガンがドラッグから立ち直るにつれ、二人の歯車は噛み合わなくなっていきます・・・
年の離れたおしどり夫婦として周りから認知されるようになったふたりが、なぜこのような悲劇を迎えることになってしまったのか・・・

本作「私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実」では、ライブ映像に加えモーガンと関わりのあった友人などのインタビュー、そしてなんとヘレン本人が最晩年に残したインタビューのなかで彼の人生と2人の関係を振り返るそうです。
これは「悲劇」の真相を知るには、貴重な映画になっているのではないでしょうか。
映画「私が殺したリー・モーガン ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実」は2017年12月16日公開です!

最後にリー・モーガンのおすすめレコードを紹介します。


The Sidewinder ザ・サイドワインダー(1963年)
タイトル曲「The Sidewinder」は8ビートを導入したいわゆる「ジャズロック」の金字塔!
リー・モーガンが作曲の才能を見せつけた作品でもあり、ブルーノート・レーベルで初めて大ヒットを記録した作品とも言われている超名盤!
ラテン・リズムと4ビートを随所に転調させ、構成やアレンジが凝った2曲目の「Totem Pole」も人気です。


Moanin’/Art Blakey & the Jazz Messengers(1958年)
リー・モーガンのアルバムではありませんが、彼のキャリアを語る上で外せない1枚です。
ブルーノートのアイコン・ナンバー「Moanin’」や人気曲「Blue march」で世界中にファンキー・ブームを巻き起こした大名盤!
モーガンがジャズ・メッセンジャーズ在籍時に残した名曲「Moanin’」のトランペット・ソロはあまりにも有名!!

(杉澤)

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