サントラのススメ(4)

映画やTVドラマにとって重要な役割を担う音楽。
今回も本編を観ていなくても音楽だけでも充分に聴きごたえのあるお勧めのサウンドトラック盤を、私物のレコードの中から少しだけ紹介させて頂きます。(私の好みなので60~70年代モノが中心です。)
過去に紹介したサントラ盤はこちらです。
サントラのススメ(1 サントラのススメ(2 サントラのススメ(3)

それでは1枚目・・・


『CASINO ROYALE』(67年)/BURT BACHARACH
正式なボンドシリーズをあきらめ、壮大なパロディ映画になった「007カジノロワイヤル」。
オースティンパワーズにも影響を与えたおバカ映画の金字塔にして、豪華な出演者やお洒落なセット、そしてなんといってもバカラックの素晴らしい音楽でカルト的な人気作品です。
軽快なテーマ曲「Casino Royal Theme」はもちろん、ダスティ・スプリングフィールドが歌う美しい名曲「The Look Of Love」にはうっとりしちゃいます。ソフトロック~モッド~フリーソウルまで名曲の揃った必須の一枚!
ジャケットがgoodすぎます!!

「Casino Royale」 Trailer

 



『ミュージック・フォー 11P.M. EP』(2015年)/猪俣猛オールスターズほか
私のように深夜に親の目を盗んでこっそり見ていた人も多いはず!
昭和の伝説的深夜番組『11PM』のオープニング・テーマ曲です。1966年に発売されたDJ垂涎の激レア盤『ミュージック・フォー 11P.M.』が、7inchEP盤となって復刻!! ということで思わず購入した1枚!
シャバダバ~シャバダバ~
これぞ昭和の大人の夜のテーマ曲にして誰もが認めるであろう和JAZZスキャット最高峰トラック!

「11PM」opening

 



『77 SUNSET STRIP』(59年)/Warren Barker
1958年から1964年にかけてアメリカで放映され、日本でも1960〜1963年にかけて放映された人気TVドラマ『サンセット77』サントラ。
ウォーレン・バーカーが音楽を担当。アルバム・チャートで全米3位を記録する大ヒットとなった作品です。
『サンセット77』の主題歌といえば指パッチン!おしゃれです!
ミュージカル「Present Arms」(28年)、 「The New Moon」 (28年)の主題曲、ワーナー映画 「The Man I Love」(46年)の挿入歌などのカヴァーが収録されています。
ミュージカル「Anything Goes」(34年)の主題歌で、フランク・シナトラも歌っているスタンダードナンバー「 I Get A Kick Out Of You 」のラテン・ジャズアレンジは最高!

「77 SUNSET STRIP」

 



『Histoire de Melody Nelson メロディ・ネルソンの物語』(71年)/SERGE GAINSBOURG
こちらは映画のサントラではないのですが、コンセプトアルバムということでご紹介させて頂きます。
あらすじは、中年男性とメロディ・ネルソンという少女が愛し合うのですが、最後にはメロディが乗った飛行機が墜落してしまい、男はメロディに思いを馳せるというもの。
フランスのド変態伊達男(褒め言葉です)セルジュ・ゲンズブールの名作の中でも人気が高く、ニューソウル、サイケデリックロックサウンドを取り入れた革新的な傑作アルバムです。
ジャズ・ファンク・ロックを交えた「Melody」を始め、ファズ・ギターが駆けずり回る超ファンキー・グルーヴなインスト曲「EN MELODY」は最高!! ヒップホップのサンプリングソースとしても多数使用されています。
このジェーン・バーキンの有名すぎるジャケット、撮影当時のバーキンのお腹にはシャルロットがいるんですよ!

「En Melody」Serge Gainsbourg

 



『SCHULMADCHEN REPORT 女子学生㊙レポート』(68~72年)/GERT WILDEN & ORCHESTRA
ドイツの作曲家ゲルト・ウィルデンが手掛けた、性的擬似ドキュメンタリー映画「Schulmadchen Report」シリーズの編集盤。
エロティックなジャケットも◎ですが、モンドサウンドやレアグルーヴとしても聴けるグルーヴィーなナンバーまで、質の高い内容。アシッド・ロック的なファズ・ギターがかっこいい「Girl Faces」や、たまらなく悩ましいコーラスの「Sexy Girls」はエロジャケ同様に刺激的です。

「Girl Faces」GERT WILDEN

 



『Tu Seras Terriblement Gentille 雨上がりの天使』(68年)/Jacques Loussier
フランスの作曲家/ピアニスト、ジャック・ルーシェが手掛けた激レア・傑作サントラのリイシュー盤。
まず1曲目のParis風ジャズトラック「Generique debut」でParisの街へひとっ飛び。
ハモンド・ファンクな「Ballet photo rouge」、ワルツ調のジャズ・ロック「Ballade dans paris la nuit」、煌びやかなメルヘン・ポップ・グルーヴ「Lesloe’s Jerk」、ジャン=ジャック・ペリーの名曲「 E.V.A.」を思わせるムーグ使用の奇天烈スペイシー・グルーヴ「Clara’s Jerk」、スピーディーに駆け抜けるグルーヴィー&スウィンギンな疾走系ハモンド・チューン「Top Cover Girl」などなど名曲盛り沢山!
ジャズ、ボッサ、ファンクなどグルーヴィな楽曲が詰った傑作!

「Top Cover Girl」Jacques Loussier

 



『Merry Christmas Mr.Lawrence 戦場のメリー・クリスマス』(83年)/坂本龍一
1983年公開の大島渚監督作品「戦場のメリークリスマス」のサウンドトラック。
知らない人はいないであろう、あまりにも有名なメインテーマ『Merry Christmas Mr.Lawrence』。
なんと主旋律の音色はワイングラス(いわゆるグラスハープ)のサンプリングなんだそうですよ!
ほかにメインテーマにデヴィッド・シルヴィアンが歌詞・メロディーを作り、歌を乗せた「Forbidden Colours 禁じられた色彩」など19曲収録。音楽ファンなら持っていたい一枚です!

「Merry Christmas Mr.Lawrence」Ryuichi Sakamoto

・・・では、今回はこの辺で。
紹介したい素晴らしいサントラ盤はまだまだありますので、またの機会に紹介したいと思います。

(杉澤)

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