偉大な映画人「ジョージ・ルーカス」

皆さん、スターウォーズ最新作「最後のジェダイ」はご覧になりましたか。
いよいよ、新シリーズも佳境に入りましたね。
それでは今回「スターウォーズ」について、ではなくて「スターウォーズ」生みの親「ジョージ・ルーカス」氏について触れてみたいと思います。

「ジョージ・ルーカス」
1944年5月14日カリフォルニア州モデスト生まれ。
南カリフォルニア大学映画学科在学中に短編映画にて数々の賞を受賞。
因みに少年時代はカーレーサーに憧れていたようですが、高校時代に自動車事故に合い映画監督を目指します。

「ジョージ・ルーカス」といえば、友人の「スティーブン・スピルバーグ」と並び偉大な映画監督と考えられるいる方も少なくないと思いますが、実は「スターウォーズ」シリーズを除くと監督作品は「THX1138」(1971年公開)、「アメリカン・グラフィティ」(1973年公開)の2本しかありません。


「インディジョーンズ」(第1作「レイダース」(1981年))シリーズや、

「ハワードザダック」(1986年)、

「ラビリンス」(1986年)、

「ウィロー」(1988年)、

「タッカー」(1988年)

などの作品に関わっていますが、全て製作総指揮すなわちプロデューサーとしての参加です。
また「スターウォーズ」に関しましても、1977年公開の第1作「スターウォーズ」を監督した後は、1999年公開の「エピソード1」までは、プロデューサーとしての関わりとなります。

新シリーズの「エピソード7」以降は原作者としての立ち位置となり、製作には参加していないようです。

そういえば、1979年公開の「地獄の黙示録」もルーカス自身の企画だったものを、師匠でもあった「フランシス・フォード・コッポラ」にノンクレジットで譲りわたしています。
物事にあまり執着しないタイプかもしれませんね。

ジョージ・ルーカスと言えば「ルーカスフィルム」
1971年にジョージ・ルーカスが設立した映画製作会社です。

ここでは「アメリカン・グラフィティ」を皮切りに、「スターウォーズ」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、先述のルーカスプロデュース作品などを製作しています。
2012年ウォルト・ディズニー・カンパニーが買収し、現在はウォルト・ディズニー・スタジオの傘下となっています。

また、ルーカスが「スターウォーズ」を作るために設立した「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」も見逃せません。

モーション コントロール カメラ開発など、VFX特殊スタジオとして数々の実績があります。現在は「ルーカスフィルム」と共に、先述の通り「ウォルト・ディズニー・スタジオ」傘下となっています。
ILMが参加する映画のほんの一部です。
「スターウォーズ」
「インディジョーンズ」
「バックトゥザフューチャー」
「スタートレック」
「ゴーストバスターズ」
「ターミネーター」
「ジュラシックパーク」
「フォレスト・ガンプ」
「ミッションインポッシブル」
「タイタニック」
「ハリーポッター」
「パイレーツオブカリビアン」
「トランスフォーマー」
「アイアンマン」
「アバター」
「アベンジャーズ」
「スパイダーマン」

そういえば、かの有名なピクサースタジオも「ルーカスフィルム」が、設立母体になります。

ジョージ・ルーカスは、デジタルシネマの世界でも革命を起こしました。
「HD24p」の開発です。
ビデオは1秒間につき30フレーム(コマ数)、1フレームは2つのフィールドすなわち1画面を2枚の画で構成するインターレース方式を採用しています。
このビデオデータを、映画と同じ1秒間24フレーム、1フレームを1枚の画で構成するプログレッシブ方式を提案しました。
これにより、ビデオでありがちな生っぽい質感が、映画と同じようなドラマティックな質感となり、デジタルシネマへの移行が飛躍的に促進されました。

ルーカスは、映像だけでなく音についても素晴らしいシステムを開発しました。
スカイウォーカーサウンドとTHXです。
スカイウォーカーサウンドはルーカスフィルム音響制作の1部門で、THXはルーカスフィルムの1部門としてスタートし、現在ではAV業界において最も知名度の高いブランドの1つとなりました。

それでは最後に数少ない監督作品「THX1138」に触れてみましょう。

1971年 アメリカ映画
原作・脚本・監督 ジョージ・ルーカス
製作総指揮 フランシス・フォード・コッポラ
主演 ロバート・デュバル
製作 アメリカン ゾエトロープ
制作費 $777,777 (約2億6000万円 1971年当時換算)
興行収入 $2,437,000(約8億2800万円 1971年当時換算)

大学時代に制作した短編映画「電子的迷宮/THX1138 4EB」をコッポラが気にい入り、コッポラプロデュースのもと製作されました。
25世紀の管理された社会が舞台で、人々は記号と番号によって呼ばれ毎日配布される薬によって感情や体調をコントロールされています。ここから脱出する主人公「THX1138」の物語です。
賛否両論あるこの映画ですが、何にせ説明が少なすぎる。背景を理解するまでに飽きてしまう観客が大勢いるのはわかります。
公開当時も配給会社から「わけがわからない」と5分ほど勝手にカットされたようです。ルーカスはこのことに憤りを感じハリウッドスタイルから抜け出すことを決めたようです。
そういえば「スターウォーズ」に関しましても、あの壮大なストーリーの背景・設定を数分のテロップにまとめてしまったルーカスは、映画の中に説明を入れることを好まないようですね。

「アメリカン・グラフィティ」や「スターウォーズ」のようなはっきりした設定、ストーリーならいざ知らず、「THX1138」のような特殊世界の説明はある程度必要かと思います。
名作「2001年宇宙の旅」や「惑星ソラリス」に説明があるのか、また必要かと言われると困ってしまいますけれど、興行収入が第一のハリウッドではわかりやすい映画が求められていたようです。

映画界に偉大な痕跡を残した「ジョージ・ルーカス」さらなる活躍を期待したいと思います。

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