「強くて何がワルい?」ゲームのプロライセンス制度が始動

格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2018」が遂に開催!

EVO Japan|2018年1月26〜28日の3DAYS開催

世界中の格闘ゲームファンが見守る中、1月26日〜27日の予選は池袋サンシャインシティ文化会館で、1月28日の決勝は秋葉原UDX アキバ・スクエアで行われ、どの日も大盛況の内に幕を閉じました。


大興奮で盛り上がる会場と、3日間早朝から奮闘する技術スタッフをパシャリ。

日本全国は勿論のこと世界中の有名格ゲープレイヤーや多種多様な人種の格ゲーファンが一同に集結した会場は、国内のイベントではなかなか体験する事のできないグローバルな雰囲気があり、「ゲームが世界をひとつにする」といった興奮を肌で感じる事ができました。

世界的規模で見るとe-sportsでは遅れを取っている日本すが、それでも格闘ゲームはお家芸と言われ、過去にも世界大会において日本人選手が優秀な成績を収めています。
元々日本の格闘ゲームシーンは、e-sportsという言葉が登場する遥か昔から、ゲームセンターカルチャーや家庭用ゲーム機文化を中心に各コミュニティーが独自に盛り上がり、国内でも数々の大型大会が行われ、世界中のプレイヤーが「ROAD TO JAPAN」と憧れるほど格ゲー大国でした。

■ストIIターボ 【チャンピオンシップ’93 イン 国技館 完全記録】(YouTube)

1993年に行われた、スーパーファミコンソフト「ストリートファイターIIターボ」の全国大会。
なんと武道の殿堂、国技館で開催。当時は空前絶後の格ゲーブームでした。
現在の若手プレイヤーはまだ生まれていないかも??

■Tougeki 2010 opening(YouTube)

2003年から2012年まで、毎年開催された伝説の格ゲーイベント「闘劇」。
回を重ねるごとに動員数が増え、世界中のファンから「一度はSBO(闘劇SUPER BATTLE OPERA)に行ってみたい」と言われるほどに。
上記の動画は1991年に登場した「ストリートファイター2」から約20年間の格闘ゲームカルチャーをまとめ、さらに闘劇2010年大会のオープニング映像を加えた貴重な資料!

しかし、下記のEVO JAPAN 2018の結果を見てもお解りいただけるように、多くのタイトルで外国人選手が優勝を飾っております。

【EVO Japan 2018 結果】
「ストリートファイター5アーケードエディション」部門
優勝 INFILTRATION(韓国)
準優勝 竹内ジョン(日本)

「鉄拳7」部門
優勝 Knee(韓国)
準優勝 CHANEL(韓国)

「ギルティギアXrd REV 2」部門
優勝 ナゲ(日本)
準優勝 おみと(日本)

「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」部門
優勝 MKLeo(メキシコ)
準優勝 あばだんご(日本)

「ブレイブルーセントラルフィクション」部門
優勝 フェンリっち(日本)
準優勝 ゆった/yuta(日本)

「THE KING OF FIGHTERS 14」部門
優勝 ZJZ/Gxbridget/ウエコショウ(台湾)
準優勝 Lau(香港)

「ARMS」部門
優勝 iPega(日本)
準優勝 GoreMagala(アメリカ)

格闘ゲームというジャンルが世界的に愛されている事を反映した結果という嬉しい面もありますが、やはり一時期の日本勢隆盛期をリアルタイムで見てきた人間にとっては、少々さびしい成績にも感じます。

「強い奴に会いに行く」の言葉が表しているように、90年代〜00年代当時、プレイヤーは強い相手がいるゲームセンターまで出向き、直接対戦やコミュニケーションを取り切磋琢磨をしていました。これは、国土の広い欧米ではなかなか難しかった事でしょう。
現在ではインターネットを介したオンライン対戦が不自由無く行えるようになり、自宅に居ながらにして世界中の強豪と戦える機会が増えました。つまり、世界中のプレイヤーが同条件の中で腕を磨く事ができる環境が整ったといえます。

そこに来て世界的にもe-sportという言葉が浸透し、海外では高額な賞金を稼ぐ「プロゲーマー」達が次々に誕生し始めました。

日本でも各メーカーや漢気溢れる企業からのスポンサードにより、徐々にプロゲーマーが登場し始めるも、ただやはり、まだまだ世間的には「ゲームはお遊び」という認識が根強く、また様々な法規制から、例えゲームが上手かったとしてもコミュニティ内で賞賛される以上の事はなく、生計を立てていくといった点では夢のまた夢だとされています。

そういった要因が、現在の日本勢と海外勢の実力の差に表れているのかもしれません。

そう昨年末までは…

2017年12月。あるニュースが業界を騒がせました。

CESAなど5団体が日本国内のe-Sports団体の統合を発表(GAME WATCH)
「闘会議2018」にてプロライセンスの発行を予定

日本国内のゲームやe-sportに関する協会、団体が一丸となり、日本におけるeスポーツの普及・発展とe-Sports産業の振興を目標に掲げ、e-Sports3団体の統合・新設に向けた取り組みを行ない、世界的にみても珍しい、プロライセンスの発行をアナウンス。
そして2018年2月10日、11日にかけて開催される「闘会議2018」はプロライセンス発行第1号となるe-Sports競技大会を実施する事が発表されました。

闘会議 ~ゲームファンとゲーム大会の祭典~

【プロライセンス発行予定タイトル】
・ウイニングイレブン 2018
・ストリートファイターV アーケードエディション
・鉄拳7
・パズル&ドラゴンズ
・モンスターストライク

このプロライセンス制度に対しては賛否両論もあり、また、ライセンスを取得したからといって直ぐに何かが変わるといった事はまだまだ無いかもしれません。
しかしながら、こういった情報が報道される事により、「プロゲーマー」という職業が社会的にも認知される第一歩になることでしょう。

余談ではありますが、筆者が通う下町の床屋でも、「なんだかイースポーツ?ってのが流行ってるみたいですね。東大卒の人がテレビで特集されてましたよ」といった話題を耳にしました。

■[日本語実況]【EVO 2017/スト5】[ Grand Final 2 ] ときど(豪鬼)vs Punk(かりん) (YouTube)

東大卒のプロゲーマーといえば、ストリートファイターシリーズの日本が誇る最強プレイヤー、ときど選手ですね。
昨年夏にアメリカで開催されたEVO 2017のストリートファイターV部門で、世界中の強豪を破り見事優勝。

■ゲーム対決を超えた格闘技 eスポーツ プロゲーマーときど [モーニングCROSS](YouTube)

日本でも、ゆっくりではありますが、「e-sports」や「プロゲーマー」という存在が認知されはじめています。
そして、格闘ゲームに限らず、選手を始め各メーカーや企業・団体やコミュニティなど、日本におけるプロゲーマーを盛り上げるため、日々奮闘している熱き闘士達がいます!!
一過性のブームではなく、確実に根付かせるためにも、この2018年は勝負の年となることでしょう。

■新TVアニメ『パズドラ』PV映像(YouTube/パズドラ公式チャンネル)

■「TEKKEN7」日本王者決定戦エピローグ(YouTube/tekkenchannel)

「たかがゲーム」か。「されどゲーム」か。

いやいや「ゲームが上手い人は賞賛される」!!

この日本でその日が訪れるのも、そう遠くはないかもしれませんね。
中高生諸君!ゲームが上手ければモテる日が来るぞ!
(石井)

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