トランジションとは?動画編集における役割や種類を徹底解説

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動画の魅力を高める編集技法である、トランジションという言葉をご存じでしょうか。各カットとカットをつなぐ画面切り替え時の効果のことです。比較的簡単に動画のクオリティをアップできる演出であるトランジションについて、意味や種類、活用方法までをご紹介します。

1.トランジションとは何か

動画におけるトランジションとは、動画の演出エフェクトの一種です。前のカットと後ろのカットのつなぎ合わせの際に、画面を切り替える効果のことです。プレゼンテーション等で、次のスライドに切り替わる時、横にスライドしたり、画面が白くなるホワイトアウト効果などがよく使われます。これを動画内で行えばトランジションです。実際、動画ではPowerPointのプレゼンテーションよりも高度な効果を加えることができますので、トランジションによる演出効果は全体のイメージにもつながります。それでは、トランジションにはどのような意味や役割があるのか確認していきましょう。

トランジションの意味

トランジション(transition)とは、英語で「移り変わり」「変わり目」という意味があります。ビジネス用語としても「転機」「移行」「変遷期」などで使われることがありますが、動画編集においては、場面転換という意味とされています。

トランジションの役割

トランジションの役割は、動画にリズムや動きをつくることができ、カットとカットの間を違和感なく、自然に繋ぐことができます。また、この違和感を取り除くことで、視聴者にストレスを与えにくい、質の高い動画を制作することができます。トランジションには、様々な種類があるので、内容の意味も考え適切なトランジションを入れることで、動画の表現の幅を広げることができます。

2.トランジションの種類

適切なトランジションを入れるためには、トランジションの種類を知っておくと良いでしょう。Adobe Premiere Proなどを代表する動画編集ソフトでは、最初から入っていることが多い代表的なトランジションの種類を説明します。また、使用するトランジションの演出によって、映像の印象が変わります。作品のテーマやストーリーに合わせてトランジションを使い分けましょう。

ワイプ

ワイプ(wipe)は、「拭き取る」という意味があり、いわばワイパーのように元のカットを消して、新しいカットに切り替えるトランジションです。ワイプにも種類があり、画面の右から左に移動したり、画面の片側や一部から広がるように次の映像に切り替える方法などがあります。一定方向に切り替わるシンプルな効果ですが、映像のテンポがよくなるので、比較的取り入れやすいトランジションです。ただし、ワイプを連続で入れる場合は、ワイプの向きを揃えておくことが重要です。上下左右にワイプが使われすぎると視線が散らかり、視聴時のストレスになりかねません。簡単だからと言って多用は厳禁です。

ズーム

ズーム(zoom)は、カットが拡大・縮小されて画面が切り替わるトランジションです。特徴的なのは、拡大から縮小をする時にカットを切り替え、画面に吸い込まれるような臨場感を演出できます。世界観や雰囲気をガラッと変えたい時、スピード感や躍動感をプラスしたいシーンなどに適用すると、そのシーンが強調され、視聴者の興味を引くことができるでしょう。

ディゾルブ

ディゾルブ(dissolve)とは「溶かす」という意味や「消失させる」などの意味があり、カットとカットが薄れていくように、ゆっくりと切り替わるトランジションです。オーバーラップという場合もあります。いきなり映像が切り替わるのではなく、徐々に透明度を下げて移り変わっていくので、時間がゆっくりと移ろいゆく表現をしたい時や余韻を残したいときに適用すると良いでしょう。

ホワイトイン/アウト

ホワイトインは、画面が白い状態から次のカットに切り替わるトランジションです。ホワイトアウトは、その逆で、映像が白い状態に切り替わっていくトランジションです。画面が真っ白になって切り替わるため「明転」と呼ばれることもあります。また、様々な場面に多く使われるトランジションですが、ホワイトインとホワイトアウトをつないで、画面が切り替わることで、印象的なイメージを視聴者に与えることができます。

ブラックイン/アウト

ブラックインは、画面が暗い状態から次のカットに切り替わるトランジションです。ブラックアウトは、その逆で、映像が暗い状態に切り替わっていくトランジションです。画面が真っ暗になって切り替わるため「暗転」と呼ばれることもあります。ホワイトイン/アウトと同様、物語の終わりなどによく使われるトランジションです。

スピン

スピンは、画面が回転しながら切り替わるトランジションです。画面が回転することで、画面に吸い込まれていくような、楽しげな演出ができるので、ポップで活発なテーマやシーンで活用することができます。トランジションの中でも動きが大きく、インパクトの強い効果なので、多用しないように気をつけましょう。

スライド/押出し

スライドは、次のカットを前のカットの上にスライドさせるように表示するトランジションです。押し出しもスライドと同様、前のカットを次のカットで押し出すようにして表示します。シーンの移行がスムーズになるので、次のシーンへ移行を自然なものにする効果があります。スライドとの違いは、前のカットと次のカットが重なる部分が異なります。映像の雰囲気に合わせて使い分けましょう。

3.トランジションのメリット

以下では、映像にトランジションを入れるメリットを紹介していきます。メリットを知ることで、効果的にトランジションを使い、魅力的な映像に仕上げることができます。

場面転換を自然に見せる

前のカットと後のカットをそのまま続けて切り替えるよりも、トランジションを挟むことにより、場面転換を自然に見せることができます。例えば、人物の回想シーンに入る時など、現実と架空の部分を演出したり、物語の終わりにトランジションを使い、映像をフェードアウトさせるような演出ができます。また、場面転換を効果的に入れることで、単調な動画であっても飽きのこない動画になります。

演出で印象的な動画にできる

トランジションを使うことで、動画自体が華やかで印象的な動画にできます。動画編集する時、BGMの音楽効果と組み合わせて演出をすることが多く、トランジションもそれと連動させることで、テンポがよく、違和感のない動画に仕上げることができます。また、トランジションの中でも動きの大きな効果を入れることで、インパクトのある動画になります。

4.トランジションを活用する注意点とコツ

トランジションには、様々な種類やメリットがあることが分かりました。しかし、簡単に演出をできるからこそ、多用しすぎると動画全体のバランスが悪くなり、動画の魅力が低下してしまう可能性があります。効果的に活用するための注意点を押さえて、魅力的な動画を作りましょう。

多用しすぎない

トランジションは、場面展開に活用すると効果的ですが、その効果は多用しすぎてしまうと、視聴者に違和感を与えてしまう可能性があり、視聴する際のストレスになりかねません。また使うトランジションによっては、古臭い印象を与えてしまう場合があります。このトランジションを使うと効果的と思われる数か所だけに使用し、他はカットでつなぐなどメリハリをつけることが大切です。

場面や映像に合ったものを使う

トランジションの種類によっては、入れるタイミングや速度で、動画のテンポを変えることができます。場面に合ったトランジションを使うことで魅力的な動画になります。逆に、場面に合わないトランジションを使ってしまうと、動画の趣旨が不明瞭になってしまい、伝えたいことが伝わらない、画面が騒がしい動画になってしまいます。不自然にならないためには、カット同士の要素を揃えることが重要です。カットの色調や、同じテーマを揃えて、それを繋げるトランジションを使うと自然に場面転換ができます。しかし、要素を揃えすぎるとトランジションを入れても、馴染んでしまう可能性もあるので、違う要素同士をガラッと変えてしまうのも演出の一つです。トランジションを適用した後は何度かプレビューし、不自然なところがないかチェックしながら微調整を繰り返しながら動画編集をしましょう。

5.トランジションの活用で質の高い動画制作を

トランジションの効果やメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。「単調な動画になってしまう」「視聴者を引き込むような演出ができない」そんな動画編集初心者の方が動画編集において最初に使用する演出効果といえるのがトランジションかもしれません。まずは、テレビ番組や他社のPR動画などではどのようなトランジションが使われているのかそこに注目して視聴してみると良いでしょう。動画制作は制作会社に依頼をする、という場合もトランジションの種類などを知っていると、話がしやすくこんなトランジションを入れてほしい、など具体的な話もできます。内製の場合も外注の場合も効果的に使用して動画のクオリティアップに活用してみてください。

6.Q&A

Q.トランジションとはどんな効果がありますか?

A.動画におけるトランジションとは、動画の演出エフェクトの一種です。
前のカットと後ろのカットのつなぎ合わせの際に、画面を切り替える効果のことです。また、単調な動画を自然に繋ぎ合わせ、シーンに合った演出ができるので、視聴者にインパクトのある印象を与えることができます。

Q.トランジションにはどんな種類がありますか?

A.代表的なトランジションは、ワイプ、ズーム、ディゾルブ、ホワイトイン/アウト、ブラックイン/アウト、スピン、スライド/押出しなどが挙げられます。
トランジションのスピードなどによってもイメージは大きく変わります。

Q.トランジションを効果的に入れる方法や気を付けることはありますか?

A.多用しすぎず、ポイントに絞ることを心がけましょう。
単調な動画であれば、トランジションにより、場面をガラリと変えて、飽きのこない演出にすることもできます。動きの他に、動画内のBGMのリズムや効果音と合わせて適用することも、テクニックの一つです。

Q.トランジションを入れる上でオススメの動画編集ソフトはありますか?

A.初心者でも使える簡単な無料の動画編集ソフトや、様々な機能があるプロ向けの動画編集ソフトまで、たくさんの動画編集ソフトがあります。
ビジネスで使うのであれば、一番ポピュラーなAdobe Premiere Proがオススメです。Adobe Premiere Proでは、Adobe公式サイトに初心者向けのマニュアルがあるので、初めて動画編集をする人でも一から学ぶことが出来ます。

Q.制作会社に動画を依頼するときトランジションを指定することはできますか?

A.可能です。
その場合、依頼者が参考となる動画を見せて「この動画のようなトランジションの演出効果を入れたい」というイメージを伝えると良いでしょう。作りたい動画の全体イメージも伝わります。構成や内容に合わないトランジションだった場合でも、別の提案をしてくれますので気軽に相談してみてください。

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