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更新日: テロップ次第で動画のクオリティアップに!動画制作におけるテロップの基礎知識

テロップとは、動画内における文字情報のことを指します。動画においてテロップは視聴者の内容理解を促し、動画自体のクオリティを上げるために重要な役割を担っています。今回は動画制作におけるテロップについて紹介します。

1.テロップがもたらす4つの効果

動画にテロップを入れることで、多くのメリットや効果を出すことができます。ここではその効果を4つに絞って紹介します。

内容が明確に伝わる

テロップは映像・音声を補助する役割があります。映像だけでは伝わりにくい内容や音声が聞き取りにくい時にテロップ表示があることで、視聴者の内容理解を助け、明確に伝えることができます。動画内で難解な専門用語、略語が使用されている場合、それについての解説をテロップで表示させることで、動画の流れを止めずに内容補足をすることも可能です。

重要な情報を目立たせることができる

動画において特に伝えたい重要な情報に対しテロップを表示することで目立たせることで、訴求力を高めることができるのも効果のひとつです。フルテロップの動画であったとしても、大切な情報の部分を色つきやデザインをつけたテロップにする、さらにモーションや効果音をつけることで、視聴者の記憶に残りやすくなるでしょう。

音がなくても見やすい動画になる

インターネットやスマートフォンの普及により、時間や場所に関係なく、動画視聴ができるようになりました。そのため動画にテロップをつけることで、例えば通勤中の電車内など音を出せない環境でも動画を視聴しやすくなるでしょう。周囲の環境だけでなく、耳の不自由な方などアクセシビリティに配慮した動画にもなります。また、外国語に翻訳したテロップを用意することで、海外ユーザーに向けたアプローチをすることができます。

動画の質を上げ、テイストが決まる

テロップはその色やデザイン、演出にまでこだわることで、動画自体の質を上げることができます。テレビ番組や人気のYouTube動画などを見ると、場面に合った見やすいフォントやカラーリングのテロップ、効果音やモーションによって華やかな映像になっているものが多いはずです。また、それぞれのテロップがシーンや動画全体の内容に合った表現をされていることで、楽しい雰囲気や真面目でカッコいい雰囲気などのテイストを作り出すことが可能です。テロップにこだわることで動画のクオリティを上げ、それに伴い動画自体を魅力的なものにすることができるでしょう。

2.代表的なテロップデザイン

テロップはそのデザインによって視認性を上げたり、雰囲気を作り出すことができます。ここでは代表的なデザインを紹介しますが、背景の映像やシーンによって発揮される効果は異なりますので、それらを踏まえた編集を意識するようにしましょう。

①エッジ

エッジとは、文字を囲む境界線のことを言います。編集ソフトによって名称は異なり、「枠線」「ストローク」「ふちどり線」といったものも同義と考えて問題ありません。背景の映像によって同化してしまう色のテロップも、エッジを使用することではっきりと読みやすくさせることができます。視認性をより上げるためには、文字の色に対してコントラストが強く反対色を意識した色にすることがポイントです。

②テロップベース

テロップベースは、文字の背後にカラーマットを入れるデザインです。「座布団」と通称されることもあります。エッジと同様のテロップの背景同化を防ぐ効果があります。背景の映像がごちゃごちゃしていてエッジでも読みにくい場合は、こちらのテロップベースを組み合わせて使用することでより高い視認性にすることが可能です。

③ドロップシャドウ

ドロップシャドウは文字の背後に影をつけるものです。エッジやテロップベースよりも視認性に劣ることもありますが、この2つに比べるとポップな印象を抑えてくれるため、スタイリッシュな印象を与えることができます。

④光彩

光彩とは、ぼんやりとしたぼかしを文字の形に沿って入れるものです。ネオンやイルミネーションといった光っているような印象を与えることができるため、背景が暗く濃い色のシーンに使うテロップにおすすめです。

3.代表的なフォントの種類

テロップはデザインと同様に、フォントによっても視認性を上げたり動画の雰囲気を演出することができます。現在では用途により、一般の人はもちろん、お年寄りや障害者の方でもより高い視認性を考慮した「ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)」を動画内のテロップに使用するケースも増えていますが、ここでは基本となるフォントの形状で分類した「ゴシック体」「明朝体」「ポップ体」のテロップでの見え方について紹介します。テロップの種類ごとによっての特徴もありますが、さらにその太さによっても与える印象に違いが出てくるため、動画の内容や雰囲気に合わせて選択することをおすすめします。

①ゴシック体(例:ヒラギノ角ゴシック、源ノ角ゴシック、凸版文久見出しゴシック)

ゴシック体は縦線と横線の太さが均等で、装飾性がないのが特徴です。線の太さが均一なので、遠くから見ても見やすく視認性が高い書体です。一方で、線の太さが一定で特徴のないゴシック体は明朝体にくらべると可読性が低く、長い文章には向いていません。しかし、テロップ程度の文字量であったり、情報を強調したい時のテロップ表示としてかなり適しています。親近感のあるゴシック体は太いほど力強さやインパクトを与え、逆に細くなるとシンプルでスタイリッシュな、モダンさのある印象を与えます。

②明朝体(例:游明朝、ヒラギノ明朝、小塚明朝、Noto Sans Serif)

縦線に比べ、横線が細くうろこ(三角形の山)がついているフォントです。はねや払い、縦横の線に強弱があり、ゴシック体と比べると文字に動きがあるのが特徴です。そして「視認性が高い」ゴシック体に対し、明朝体は「可読性」が高く、テロップサイズを小さくした時にゴシック体より可読性が維持されるという特徴もあります。知的な雰囲気の明朝体は太いほど信頼感のある、古典的なイメージを与えます。逆に細くなると上品で繊細な印象を与えます。

③ポップ体(例:たぬき油性マジック、VDL メガ丸、ユールカ)

ポップ体はPOP広告の手書き文字を模した書体です。丸いラインで描かれるため、明るく楽しいといった印象を与えます。またゴシック体よりもより親近感が強く、子供っぽいといったイメージにもなるでしょう。かなり特徴を出せる字体ですが、文字列を並べた時にデザイン的な統一感が得られにくいことや、素人っぽい印象を与える可能性があるため、動画内容や企業イメージによってはテロップで採用する場合に注意が必要です。

4.テロップ作成時のポイント

動画のテロップは映像や内容によっていくつかの作成ポイントがあります。それらを意識して作成することで、より効果的なテロップにし、動画のクオリティもアップさせることができるでしょう。

視認性の高いデザインに

いくら動画に丁寧なテロップをつけたとしても、その文字が見にくければあまり意味がありません。背景の映像に同化したり、逆に映像の邪魔をしたりしてしまわないよう、色・デザイン・サイズ・フォントなどを考え、視認性の高いテロップを目指しましょう。

色・デザイン:背景映像が暗い場合は明るい色、背景映像が明るい場合は暗い色を選ぶなど、明暗差のコントラストを意識した色を選びましょう。また背景とテロップが同化してしまわないように、文字に境界線や影をつけたり、ベースを敷いたりするのがおすすめです。

サイズ:小さ過ぎると読みづらく、大き過ぎても映像に被り邪魔をしてしまいます。しかし、テロップのサイズで与える印象や雰囲気を演出することもできるため、動画の内容に応じた適切なサイズを選びましょう。

フォント:基本的には視認性の高く読みやすいシンプルなフォントがおすすめです。動画の内容や雰囲気に合わせたフォントにするのも大切ですが、内容が伝わらなくては意味がありません。凝ったデザインのフォントは、部分的なテロップや演出性の高いテロップに適用するなど、工夫しながら使用しましょう。

内容やシーンに合わせたテロップデザインに

テロップデザインは先ほどの「視認性」と言った部分にも重要な影響を与えますが、動画の雰囲気、印象をも大きく左右するものです。例えば、真面目さ・堅実さを表現したいシーンであるのに、ファンシーなテロップを使っているとその雰囲気に引っ張られてしまいます。また動画内容とテロップデザインのギャップが大きいと、視聴者に違和感を与えることにもなるでしょう。そしてテロップの印象は動画内容だけでなく、それを発信するユーザーのイメージ、特にビジネス用途の動画の場合は企業イメージ、商品イメージにも直結します。動画内容やテーマ、企業イメージなどをよく踏まえたテロップデザインにすることを意識しましょう。

適切な文字数と表示時間

テロップの文字数には目安があります。「日本語であれば1行あたり16文字、英語であれば1行あたり40文字」が目安です。どちらにおいても、最低でも2行以内に収めます。つまり、日本語であれば16字×2行=32文字が1画面に表示する読みやすい文字数の限界になります。テロップの文字数がこれらの目安を超えてしまう場合は、いくつかに分割して動画の進行とともに順番に表示しましょう。
またテロップの表示時間にも目安があり、「日本語は4文字につき1秒、英語は12文字につき1秒」が基準とされています。文字数に合わせた適切な表示時間を設定するとともに、表示させるタイミングにも注意を払いましょう。映像・音声とテロップにズレが生じると視聴者に違和感を与えてしまいます。
文字数、表示時間を基準に沿った設定にしながら、表示させるタイミングにもズレがないように調整しましょう。

セーフマージンに注意

セーフマージンとは、テレビや放送用モニターなどの画面上で、正しく表示される領域の目安です。せっかくテロップを入れても、再生する機器によって動画の全画面が映らずに見切れてしまう可能性があります。これをを防止するためにもセーフマージンの内側にテロップを配置することを意識しましょう。

効果音やモーションを加える

テロップに効果音(SE)やモーションを加えることで、より伝えたい情報を強調できたり、動画の雰囲気を演出できたりといった効果があります。ただ文字を表示するだけでなく、動きのあるテロップを作ることで動画のクオリティも上がり、視聴者の理解もより深めるができるでしょう。ただ、これらをテロップの多くにつけ過ぎてしまうと逆効果になってしまいます。強調したい箇所を厳選し、適度な演出を心がけましょう。

5.テロップ作成のおすすめソフト

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proはアドビ株式会社が提供している編集ソフトです。世界的にシェア率が高く、プロのほとんどが利用する業界スタンダードのソフトとなっているため、機能面はとても優れています。Adobe が展開するその他の編集ソフト( Photoshop や Illustrator )との親和性が高く、動画編集ソフトとしては、ほぼ出来ない事は無いと言えるソフトです。そのため、テロップ作成においてもその力が発揮されるでしょう。

PowerDirector 365

PowerDirectorはCyberLink社が開発・販売を行っているWindows用の動画編集ソフトです。世界中で2億人以上の利用者を抱えており、日本でも個人から企業にも幅広く使用されている動画編集ソフトです。自動文字起こしにも対応しており、AI により動画内の音声を自動で文字起こしして、そのままテロップとして挿入することができるため、初心者でも簡単にテロップを作成することができます。

Final Cut Pro

Final Cut ProはApple社が提供する、Macユーザーを対象とした動画編集ソフトです。アニメーション・エフェクト・効果音のテンプレートが豊富なため、初めて使う人でもスタイリッシュなテロップやエフェクトを実現できます。Final Cut Proは買い切り型のため、一度支払ったら、その後継続的に費用がかかることはありません。そのため、長期的に使用するユーザーにとってはコストパフォーマンスの高いソフトとなっています。

6.テロップでワンランク上の動画に!

テロップを動画に挿入することで、視聴者の動画理解促進や訴求内容の強調、そして動画のクオリティアップといった様々な効果が期待できます。また、テロップデザインやフォント、効果音、モーションといった細部にこだわることで、より魅力的な動画を作成することができます。しかし内製でテロップを含めた動画編集を行うと、クオリティを担保することが難しい場合もあります。動画編集を専門とする制作会社に依頼をした方が仕上がりの満足度や社員の負担を考えた場合、コストパフォーマンスが良い場合があります。用途に応じて相談することをおすすめします。

7.Q&A

Q.動画にテロップをつけるメリットはなんですか?

A.動画にテロップをつけることで、主に以下のメリットが得られます。

  • 内容を伝えやすい
  • 重要な情報を目立たせることができる
  • 音がなくても見やすい動画になる
  • 動画の質を上げ、雰囲気も作ることができる

Q.テロップのデザインはどんなものがありますか?

A.テロップで代表的に使用されるデザインは以下になります

  • エッジ
  • テロップベース
  • ドロップシャドウ
  • 光彩

Q.テロップのフォントはどのようなものがいいですか?

A.テロップで扱われる代表的なフォントは以下になります。

  • ゴシック体
  • 明朝体
  • ポップ体

それぞれ視認性や可読性、視聴者に与える印象などかなり違いがあります。また、最近では万人の視認性を重要視した「ユニバーサルデザインフォント」も主流になりつつあります。テロップのフォントは動画内容や企業イメージに合わせた選択が必要です。

Q.動画にテロップをつける時に気をつけることはなんですか?

A.デザインやフォント、文字数や表示時間・表示場所、効果音やモーションなどといった部分を意識しながらテロップ作成しましょう。また、これらはそれぞれ動画のテーマや企業の雰囲気を踏まえる必要もあります。より質の高い動画にするためには、全て内製にするのではなく制作会社に相談するのもひとつの手段です。

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