コラムColumn

  1. TOP
  2. Column
  3. トイレや喫煙所などにも!広がるデジタ...

更新日: トイレや喫煙所などにも!広がるデジタルサイネージ広告

​​デジタルサイネージ広告とは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子機器を使って情報発信を行う看板や掲示板のことです。従来の紙媒体の看板や広告などの代わりになり、次世代の広告媒体となっています。屋外、屋内どちらにも設置が可能で、様々な場所で活用されています。今回はこのデジタルサイネージ広告の意外な活用場所について紹介していきます。

1.意外な場所のデジタルサイネージ広告が増加中

街中のビル看板や、電車内など、あらゆる場所でデジタルサイネージ広告を見る機会は多いでしょう。しかし近年、これらの従来のメジャーな場所に加えて、トイレ内や自動販売機、喫煙所内など、それまであまり見ることのなかった場所でのデジタルサイネージ広告が活用されています。これらのデジタルサイネージ広告は、ターゲットや視認時間、視認回数などでそれぞれ異なった特徴を持っています。そのためトイレ、自動販売機、喫煙所でのデジタルサイネージ広告の展開を検討している場合は、それぞれの特徴を理解して広告動画の作成が必要になるでしょう。

2.トイレサイネージ

 

トイレ内のデジタルサイネージ広告とは、公共施設や商業施設のトイレ内に設置されるデジタルディスプレイを利用した広告媒体のことです。施設としての利用率の高さ、利用時間の長さといった部分で、様々な人の広告の視認率がかなり高くなる場所でもあります。

トイレ内の設置場所

①個室内 

個室内は利用者が一人で過ごす空間であり、プライバシーが確保されているため、広告内容に集中しやすいです。また個室内では目の前にあるデジタルサイネージが視界に入りやすく、利用者がほぼ必ず目にするため、広告の視認率が非常に高いです。

②小便器上部

男性用トイレの小便器上部に設置することで、自然と視線が向くため、広告の視認性が高くなります。利用時間は個室に比べると短いですが、短いインパクトのある広告を表示することで、短時間でも効果的にメッセージを伝えることができます。

③鏡やその付近

手洗い時に鏡を見ている間に自然と目に入るため、広告の視認性が非常に高いです。手を洗う時間や身だしなみを整える時間があるため、広告をじっくりと見てもらえる場合も多いでしょう。

④通路などトイレ内その他の場所

トイレの入口や出口、通路に設置することで、トイレを利用する全ての人に広告を届けることができます。また、特に利用者の多い場所の女子トイレでは待ち時間が発生するため、その間に広告をじっくりみてもらえる可能性も高いです。

トイレサイネージの特長

①明確なターゲティングが可能

デジタルサイネージ広告を設置するトイレの場所や施設の種類によって、ターゲット層を特定した効果的なマーケティングが可能です。例えば、ビジネスビル内のトイレではビジネスマンをターゲットにした広告が適しています。また、男子トイレか女子トイレかによっても、明確なターゲティングができるでしょう。

②視認性が高い(トイレは情報量が少なく個別空間でもあるため)

トイレは利用者が一定時間滞在する場所であり、その間にディスプレイを視認する機会が多いです。また、トイレ内は基本的に情報量が少なく、個別空間となっています。そのため広告自体が目立ちやすく注意を引けるとともに、広告の情報をしっかりと伝えることができます。

③広告接触率が高く、効果測定もしやすい

トイレは人々が頻繁に利用する場所であり、複数の人が一日中訪れます。そのため、広告に接触する人数も多く、広告のリーチが広がります。また、広告の視認されやすさや明確なターゲティングによって効果の測定もしやすいと言えるでしょう。

トイレサイネージの注意点

①ターゲットを明確にした動画にする

トイレサイネージの特長でもある明確なターゲティング性により、サイネージ広告の内容をしっかりとターゲットに合わせることが重要になります。

②音声があまりつけられないことを意識する

トイレはプライバシーが求められる場所であり、利用者がリラックスして過ごせる環境を保つことが重要です。またトイレ内は反響が大きい空間であり、音声が響きやすいです。これによって音声が騒音となり、利用者の迷惑になる可能性があります。音声に頼らず、視覚効果の高い映像やテキストを活用した動画を意識しましょう。

3.自動販売機サイネージ

自動販売機に設置されているデジタルサイネージは、商品の販売機能と広告機能を組み合わせたデジタルディスプレイです。このシステムは、販売機のフロントパネルや上部に設置されるデジタルスクリーンを利用して、商品のプロモーションや広告を表示します。以下でその活用場所や特長について詳しく説明していきます。

自動販売機サイネージの設置場所

①交通機関の駅など

駅やバス停、空港など、交通機関のハブは多くの人が利用する場所です。自動販売機サイネージは、乗降客や待ち時間を過ごす人々の目に触れる機会が多く、広告効果が高いです。特に空港や長距離列車の駅では、待ち時間が長くなることが多く、その間に広告を視認する時間が増えるでしょう。

②商業施設

ショッピングモールやスーパー、百貨店などの商業施設は、多くの買い物客が訪れる場所です。自動販売機サイネージは、買い物中の人々に対して商品のプロモーションを行うのに最適です。また商業施設に来る人々は消費意欲が高いため、購買意欲を刺激する広告が効果的といえます。

③街頭

街頭に設置された自動販売機は、24時間稼働していることが多く、昼夜を問わず広告を表示できます。また繁華街などの人通りの多い道路沿いでは、幅広いターゲットの多くの人々に視認されやすいでしょう。

自動販売機サイネージの特長

①幅広いターゲット層に訴求できる

自動販売機は路上や公共の場所、商業施設、オフィスビル、学校など、多様な場所にいくつも設置されており、さまざまな年齢層や職業の人々が利用します。このため、幅広いターゲット層に訴求することができます。加えて設置場所によってはターゲットを絞ることも可能です。例えば、オフィスビルではビジネスマン、学校では学生、観光地周辺では観光客や外国人といったターゲティングができます。

②営業時間などにとらわれない

自動販売機は24時間稼働しており、いつでも利用可能です。これにより、夜間や早朝など、通常の広告媒体が利用できない時間帯にも訴求できたり、時間帯に合わせて広告内容を変更することでターゲット層に合わせた広告内容の柔軟な変更ができたりします。

③設置場所の自由度が高い

自動販売機は多様な場所に設置できるため、デジタルサイネージ広告もその設置場所の自由度の高さを活かして効果的に展開できます。また移動可能なタイプの自動販売機もあるため、特定のイベント会場やキャンペーン期間中だけ設置することもできます。これにより、特定の時期や場所で集中して広告も展開が可能です。

自動販売機サイネージの注意点

①短尺の動画にする

自動販売機の利用者は商品を選ぶための短時間しか立ち止まりません。そのため、動画広告も短い時間で要点を伝える必要があります。広告の核心となるメッセージを明確にし、余分な情報を省き、視覚的にもテキスト的にもシンプルなメッセージが効果的です。

②インパクトのある動画にする

短くてインパクトのある動画広告は、利用者の記憶に残りやすいため、購買行動を促進する効果を高く期待できるでしょう。自動販売機の利用時間自体は短く、視聴時間も同じように短くなってしまいます。まずは目を引いて動画を少しでも視聴してもらえるように、鮮やかな色彩やダイナミックな映像を意識しましょう。

4.喫煙所サイネージ

喫煙所のデジタルサイネージ広告は、公共の喫煙エリアや専用の喫煙室に設置されるデジタルディスプレイを利用した広告媒体です。この広告は主に、喫煙所に集まる利用者に対して視覚的に情報を伝えることを目的としています。以下で詳しく説明します。

喫煙所サイネージの設置場所

①オフィスビル内喫煙所

オフィスビル内の喫煙所は、ビジネスマンを中心に仕事の合間や休憩時間に多く利用されています。そのためターゲットがビジネスマンやビル内の企業社員に絞れるでしょう。また、ビル内の企業の同じ社員が継続的にデジタルサイネージ広告を視聴することになるため、他と比べて広告内容をしっかりと理解しやすいでしょう。

②商業施設内喫煙所

商業施設内の喫煙所では、ファミリーや高齢者といったターゲット層にも広告のリーチが見込めます。また、その商業施設に入っているテナントの種類によっても、ある程度のターゲティングが可能でしょう。特にレディースのアパレルブランドの店舗が多い商業施設では、女性の喫煙者をターゲットとすることができます。

③空港など公共施設の喫煙所

空港では待ち時間が長いことがあるため、喫煙所の利用者はその間に広告を複数回じっくりと見る機会があります。また駅前の喫煙所などでは、若者が多い駅、ビジネスマンが多い駅など、駅によってターゲットや利用人数が変わるため、これらに沿った広告の展開が可能です。

喫煙所サイネージの特長

①ターゲティングがしやすい

喫煙者という特定のターゲット層に対して広告を効果的に配信できます。タバコ関連商品や、喫煙者向けのサービス、さらには禁煙補助製品などの広告が適しているでしょう。また、厚生労働省が2023年に発表した「国民生活基礎調査の概況」によると、男性の喫煙率は25.4%、女性は7.7%と、男性の喫煙者の方が圧倒的に多いことがわかります。そのため、「喫煙者の男性」というターゲットが中心となります。さらに、オフィスビルやサービスエリアなど、喫煙所が設置されている施設の種類によっても、職種や年齢層などのターゲティングも可能になります。

②視聴環境の良さ

喫煙所の利用者はその場に滞在する間、比較的リラックスした状態で過ごすことが多いです。このため、デジタルサイネージ広告が自然と目に入ります。また、喫煙所は1人での利用が多いことやタバコを吸うという口を使った行動になるため、比較的静かな環境となっています。そのため、デジタルサイネージ広告の音声も耳に入りやすいと考えられます。

③視聴時間の長さ

喫煙所内のデジタルサイネージ広告は、他の設置場所のデジタルサイネージ広告よりも長く視聴してもらえるという特長もあります。タバコ1本を吸うのにかかる時間は、約4〜5分とされており、その間移動や喫煙以外の他の行動をすることはあまりありません。そのため街頭やトイレのデジタルサイネージ広告に比べ、視聴時間も必然的に長くなると言えるでしょう。

喫煙所サイネージの注意点

①明るさや音量に注意する

喫煙所の環境は場所によって明るさが異なり、特に屋外では昼夜の光の変化があります。適切な明るさに設定することで、時間帯や天候に関係なく映像がはっきりと見えます。また喫煙所は息抜きなどで比較的リラックスするための空間となっています。過度に明るいディスプレイであったり、大きすぎる音量の動画となっていると、静かな屋内では不快感を与えることがありますので注意しましょう。そして屋外や騒音のある場所では、情報が確実に伝わるように、音声が聞こえにくい場合に備えて字幕を表示などの検討もしましょう。

②ターゲット層が限られている

喫煙所の利用者は喫煙者、そして男性の割合も多いというように、ターゲット層がかなり限られています。そのため、これらターゲットに特化した内容の動画広告が適していることを留意しましょう。

③屋外の喫煙所では設置費用がプラスされる可能性も

屋外に設置する場合、雨やホコリの影響を考慮した耐候性や耐久性のある機材が必要となり、設置費用が増加する可能性があります。これを考慮して予算を適切に管理することが重要です。定期的なメンテナンス計画を立てて、機材の故障を防ぎ、長期的に安定した運用ができるようにしましょう。

5.幅広いサイネージ広告で新たなマーケティングに!

 

デジタルサイネージ広告はマーケティングの手段として非常に有効です。また、今回本記事で紹介したトイレ、自動販売機、喫煙所といった場所はまだデジタルサイネージ広告の展開が進んではいないため、新たな設置場所の候補として有力でしょう。効果的なマーケティングを行うためにも、紹介したポイントを参考に、設置場所やターゲットに合わせたデジタルサイネージ広告導入を検討してみてください。

6.Q&A

Q.デジタルサイネージ広告とはなんですか?

A.デジタルサイネージ広告は、デジタルディスプレイや液晶画面などのデジタルメディアを使用して、広告や情報を表示する仕組みです。従来のポスターや看板などの静的な広告とは異なり、デジタルサイネージは動画や静止画、テキスト、生のデータなどを組み合わせてリアルタイムでコンテンツを更新することができます。また、デジタルサイネージ広告の設置場所は屋外看板や公共交通機関内だけでなく、トイレや自動販売機、喫煙所といった場所にも普及し始めています。

Q.トイレにデジタルサイネージ広告を設置するメリットはなんですか?

A.利用者の多さによる視認率の高さ、利用時間による視認時間の長さ、男女やそのトイレが設置されている場所によるターゲティング精度の高さなどがあります。

Q.自動販売機にデジタルサイネージ広告を設置するメリットはなんですか?

A.幅広い設置場所とターゲット層へのリーチ力、24時間広告表示が可能な点などがあります。

Q.喫煙所にデジタルサイネージ広告を設置するメリットはなんですか?

A.ターゲティングのしやすさ、視聴環境の良さと視聴時間が長いことなどがあります。

Q.デジタルサイネージ広告の動画を作成する際のポイントはなんですか?

A.設置場所やターゲットに合わせた動画にすることがポイントです。トイレ、喫煙所はターゲットは絞られますが視聴時間がある程度確保できるため、しっかりと内容を伝える動画でも効果が見込まれます。しかし自動販売機では、ターゲットや設置場所は幅広いですが視聴時間は短くなるため、要点をまとめた短尺のインパクトある動画を作ることが重要です。

CONTACTお問い合わせ

まずはお気軽にご相談ください。
弊社サービスに関するお問い合わせ・お見積もり依頼は、お電話または
お問い合わせフォームより受け付けております。

TEL:03-3406-7021

御社名

氏名必須

フリガナ必須

電話番号

Email必須

お問い合わせ内容必須

Back

RANKING

NEW

コラムカテゴリー