デジタルサイネージの活用事例を紹介!用途別にかかる費用と動画コンテンツ

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近年、ディスプレイやタブレット端末などの電子媒体を使用して、広告や看板、掲示板などの用途で情報発信する「デジタルサイネージ」の注目度が高まっています。広告出稿を検討しているものの、費用感がわからず決めかねているという人も多いのではないでしょうか。今回はデジタルサイネージの費用について、導入事例を交えながら解説します。※2023年10月現在の情報による内容です

1.デジタルサイネージにおける広告出稿の費用

デジタルサイネージ広告は、出稿する場所(運用会社)によって料金が異なります。まずは媒体別の料金相場を解説していきます。

屋外ビジョン

屋外ビジョンは、施設外に設置されている液晶ディスプレイに広告を表示するタイプです。費用の相場は数十万円〜1,000万円を超えるケースまで幅広く、多くの人の目に留まる場所に設置されているなどの条件によって大きく差が開きます。都心ほど高額になるものの、その分費用対効果が大きいといえるでしょう。有名なビジョンにおけるおおよその費用例は以下のとおりです。

施設

表示頻度

1週間あたりの費用(税別)

新宿アルタビジョン

15秒×4回/1時間あたり

120万円

池袋PARCOビジョン

15秒×4回/1時間あたり

77万円

新宿ユニカビジョン

15秒×4回/1時間あたり

100万円

電車車内広告

電車内に設置されている液晶ディスプレイに広告を表示するタイプです。行きと帰りが同じ電車であれば、1日に2回同じ広告を目にしてもらえる可能性があります。電車車内広告の費用相場は、10万円〜数百万円まで幅広く、動画の秒数、掲載期間、路線などによって費用に大きな差が出てきます。費用例は以下のとおりです。

路線

表示頻度

1週間あたりの費用(税別)

首都圏主要9路線(山手線含む)

15秒

480万円

横浜線

15秒

30万円

※紙媒体の中吊り広告とは異なるため、ご注意ください。

駅構内広告

駅構内に設置されている液晶ディスプレイに広告を表示するタイプです。電車内広告と同様に、料金相場は約3万円〜数百万円まで、動画の秒数や掲載期間、どの駅を選ぶかによって料金が大きく変動します。費用例は以下のとおりです。

表示頻度

1週間あたりの費用(税別)

東京メトロ

15秒

230万円〜

西武

15〜30秒

15万円〜

乗降客数の多い駅であるほど、多くの人の目に触れるため広告料金も高くなっていきます。また同じ駅構内でも、人通りの多さによって費用相場が異なるケースもあります。どの場所に出稿するかもポイントの一つです。

バス内モニター

バス内に設置されたデジタル機器に広告を表示するタイプです。費用は路線ごとによってさまざまですが、バス30台〜40台などのセット料金としており、費用は約3万円〜10万円です。費用例は以下のとおりです。

バスエリア

表示頻度

一口あたりの費用(税別)

横浜市営バスエリア(浅間町・滝頭・港北・保土ヶ谷・本牧・緑)

15秒/12分に1回

5万円(40台セット料金)

小田急バスエリア(吉祥寺エリア)

15秒/12分に1回

8万円(30台セット料金)

上記の例は、1週間単位や日数単位での更新が可能です。電車車内広告と同様に、行きと帰りが同じバスであれば、1日に2回広告を見てもらえる可能性が高くなるでしょう。

タクシービジョン広告

タクシー車内の後部座席の正面に設置された液晶ディスプレイで、動画広告を配信するタイプです。料金は15万円〜1,500万円程度と幅広く、都心になるほど、料金は高額になっていきます。広告会社によって異なりますが、メーターに連動して流れる(=乗車後すぐに再生される)プランや、メディアコンテンツの間に流れるプランなど、各種プランを設けているケースが多いです。費用例は以下のとおりです。

エリア

表示頻度

1週間あたりの費用(税別)

東京23区、武蔵野・三鷹地区

30秒/80万回再生/1万1,500台分

300万円

北海道

30秒/5万回再生/2,300台

18万円

車内はプライベートで、外部からの情報が少ない空間です。こうした環境は、周囲のノイズなしでダイレクトに動画を視聴させることが可能なため、高い広告訴求効果が期待できます。

店舗内広告

商業施設などの施設内(出入り口やレジ前、自動販売機など)に設置されているデバイスに広告を流すタイプです。全国展開している大型商業施設の場合、短期間でも相当な料金が発生するケースも少なくありません。費用例は以下のとおりです。

タイプ

表示頻度

費用(税別)

イオンチャンネル(全国約200店舗の場合)

15秒

650万円(2週間あたり)

2.自社でデバイスを設置する場合のデジタルサイネージ導入費用

自社でデバイスを設置する場合、主に6つの費用が発生します。ここからはそれぞれの費用の目安を解説します。

ディスプレイ費用

動画や画像を映すためにまずディスプレイが必要です。ディスプレイはサイズや仕様など、どのようなタイプを選ぶかによって費用が大きく異なります。たとえば屋内用と屋外用では、以下のような違いがあります。

  • 屋内用:10〜40万円
  • 屋外用:40〜80万円 ※同サイズによる比較一例

屋外用は防塵、防水設計、耐久性などの追加機能の搭載により、高額になるケースが多いです。また仕様で分けた場合、「スタンドアローン型」「ネットワーク型」「タッチパネル型」の3種類があります。スタンドアローン型はSDカードやUSBメモリ経由で映像や画像を表示するタイプです。ネットワーク型はネットワークを通じて放映センターから一括で映像データを更新できるタイプで、もっとも価格が高くなります。タッチパネル型はスマートフォンのようにディスプレイに表示された情報をタッチして、設定された内容を自分で選択できるタイプです。費用相場は以下のとおりです。

  • スタンドアローン型:10〜150万円
  • インターネット型:20〜250万円
  • タッチパネル型:40〜150万円

画面の明るさ(輝度)が高いものやサイズが大きいものなどは、相場よりも費用が高くなる場合もあります。

機械設置費用

天吊りや壁掛けなど、ディスプレイを設置するための工事費用も必要です。費用の目安は10万円〜15万円程度ですが、据え置き式のディスプレイの場合は、設置費用がかからない場合もあります。設置方法や環境、用途により費用が変わるため、しっかり見積もりを取っておくことが大切です。

STB費用

STB(セットトップボックス)は、ディスプレイ上に動画や画像を再生する際に必要な機器です。ディスプレイと再生メディアの間に接続し、ディスプレイ上にコンテンツを表示する役割があります。1万円程度で購入できるものが多いですが、高機能なタイプの場合は10万円を超える場合もあります。

CMS費用

CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、表示する映像のスケジュールを管理するシステムのことです。CMSを使うことで、複数のデジタルサイネージを遠隔操作できます。1台あたり約4,000〜1万円が費用の目安ですが、機能や扱えるデータ量によって金額に差が生じる点が特徴です。

制作費用

コンテンツの制作費用は、下記のような制作内容・条件や、依頼する企業によって大きく異なります。

  • 静止画を使ったスライドショーまたは動画
  • コンテンツの長さ
  • 素材は自社で用意できるか

外注する場合、静止画は1万円〜、動画5万円〜が目安になります。コンテンツの内容によっては30万円を超えるケースも珍しくないため、複数の企業に見積もりを取っておくと比較しやすいです。

保守費用

電子機器を使用するため、保守費用として以下の費用も発生します。

  • 電気代
  • サーバー費用
  • サポート費用

目安として、毎月3,000円〜5,000円前後が相場です。

3.デジタルサイネージにおける動画コンテンツの種類と制作費用

デジタルサイネージを導入する場合、動画コンテンツは主に3つの種類に分けられます。ここからはそれぞれの静止画・動画制作費用を解説していきます。

静止画によるスライドショー形式

静止画のスライドショー形式の場合は、2〜3万円が目安です。1ページ5,000円×6点といったように計算されます。画像などは制作会社に支給の上依頼するか、静止画であれば自社にて内製も可能な場合もあるかもしれません。

アニメーション

アニメーション動画はモーショングラフィックスや会話劇、3Dアニメなどの種類によって大きく差があります。

  • スライドショー:10〜30万円
  • モーショングラフィックス:20〜200万円
  • 会話劇:50〜80万円
  • ホワイトボードアニメーション:50〜150万円
  • 3Dアニメ:300万円以上

同じ種類でも、動画の長さや内容によっても費用が異なるため注意が必要です。

実写動画

実写動画の相場は、10万円〜300万円以上と幅広いです。実写動画の場合、ロケーションの選定やセットの組み立て、出演者やスタッフの手配など、多くの工程が必要になるため、その分費用も高くなりますが、デジタルサイネージ用に新規に制作するというよりも、他のプロモーション目的(TV-CMやWEB動画等)で制作した動画を流用する方がメインともいえます。その場合、既存動画扱いであれば、動画コンテンツの制作費はかかりません。

4.デジタルサイネージの導入費用を抑えるには?

デジタルサイネージの導入費用は、種類によっては高額になるケースが多いため、なるべく費用を抑えたいものです。ここからは、費用を抑えるための4つのポイントを解説します。

スタンドアローン型を選ぶ

ディスプレイ機器は、インターネット回線を使わないスタンドアローン型を選ぶことで費用を抑えられます。インターネット型は機能面で扱いやすいですが、導入費用が高くランニングコストも高くなってしまうのがデメリットです。費用を抑えたい場合は、スタンドアローン型がおすすめです。

屋内に設置する

ディスプレイ機器は屋内用と屋外用があります。屋外用は施設に入らない通行人の目に入るというメリットがある一方、耐久面や防水面などの追加機能が搭載されている分価格は高めです。そのため、価格が安い屋内用を選んだほうが費用を抑えられます。

機器をレンタルする

デジタルサイネージ機器を借りるのも一つの方法です。ディスプレイの仕様や性能によって価格は異なりますが、1日あたり1万円前後で借りられる場合もあります。ただしランニングコストとしてレンタル料が発生し続けるため、長期間運用する場合は割高になる場合もあります。計画的に利用しましょう。

動画コンテンツ制作費の縮小

動画制作を一部自社でおこなうなどして、動画制作費を抑える方法も有効です。たとえば素材を自社で用意する、動画制作が得意なスタッフが内製する、などが挙げられます。また静止画であれば、PowerPointなどを使って自主制作することも可能です。しかし、多くの人の目に触れるサイネージでは、クオリティも重要となり、企業イメージにもつながります。自社制作する場合と、外部の企業に依頼するコストやクオリティを比較して検討しましょう。

5.デジタルサイネージの活用事例

デジタルサイネージの活用事例を6つ紹介します。

ENEOS株式会社:新規事業のプロモーション

新規で手がけるカーリース事業のプロモーションツールとして、デジタルサイネージを導入した事例です。全国の店舗に55インチの大型モニターと21.5インチのタッチパネルのディスプレイを常備しています。タッチパネルのディスプレイは、商談スペースに設置しており、営業部門の説明ツールとしても活用されています。

日本医科大学付属病院:バスの運行情報や病院からのお知らせ

複数のバスが乗り入れる大学病院のロータリーにデジタルサイネージを設置した事例です。Webコンテンツの配信設定により、リアルタイムなバスの運行状況を自動的に表示するだけでなく、病院からのお知らせや防災・災害情報も柔軟に配信しています。

四季株式会社:劇場案内や稽古場内の情報提供

公演に出演するキャスト名を表示する「キャストボード」として、また各稽古場のレッスンスケジュールを表示する「スケジュールボード」としてデジタルサイネージを設置した事例です。エントランスやロビーで、日時に応じた公演案内などに活用されています。

株式会社ゾフ:ポスターをデジタルサイネージ化

店舗数の増加により、ポスターの掲示作業や管理のオペレーションを簡略化するため、ポスターをデジタルサイネージ化した事例です。外国語対応や店舗独自のキャンペーン情報など、店舗個別のお知らせにも対応しています。

株式会社東京ベイホテルズ:レストランのPRや案内表示

レストランや宴会場の案内表示としてデジタルサイネージを導入した事例です。レストランのPRは朝・昼・夕食など、時間帯に合わせたタイムリーな情報発信を可能にしています。また案内表示には、ホテル向け宴会予約システムと連動した表示システムも採用しています。

株式会社フラッグス:ファッションモデルを等身大表示

ファッション関係の店舗が多いビル内に、モデルのトータルコーディネートを等身大で表示できるデジタルサイネージを導入した事例です。モデルが着用している商品の質感・細部まで高精細に表現でき、魅力的な広告手段として役立っています。

6.費用や事例を確認して効果あるデジタルサイネージ導入を

デジタルサイネージは一般的な紙の広告よりも高額であるケースが多いですが、その分広い宣伝効果が期待できます。一度制作してしまえば、情報更新の手間も省略できるため、結果的にコストを安く抑えられる場合もあります。費用を抑えるコツを参考にしながら、デジタルサイネージ導入もぜひ検討してみてください。

7.Q&A

Q.デジタルサイネージの広告出稿や導入費用が高くなるのはなぜですか?

A.都心の有名ディスプレイや電車内ディスプレイなどの広告出稿費は多くの人の目に触れるため広告出稿費は高額になります。また、自社でディスプレイを用意する場合は、購入する費用や設置費用、保守運用するための費用など、紙媒体とは異なる費用がかかるため、導入費用が高くなります。

Q.デジタルサイネージのレンタル費用はいくらですか?

A.ひと月あたり5,000円〜など、メーカーによってさまざまです。長期レンタルしたい場合は、リースプラン(2年契約など)が用意されている場合もあるため、検討してみましょう。

Q.デジタルサイネージは購入・レンタルのどちらがおすすめですか?

A.展示会やイベントなど一定期間だけデジタルサイネージを利用したい、お試しで導入したい場合はレンタルの利用がおすすめです。常設する予定の場合は、レンタルは割高になるため、購入したほうが良いでしょう。

Q.デジタルサイネージの寿命はどのぐらいですか?

A.一般的に、業務用ディスプレイの平均寿命は4年〜5年といわれています。なお、屋外に設置するタイプは直射日光や雨風にさらされるため、浸水や日焼けによる故障が発生するリスクがあるため、設置場所にも注意が必要です。

Q.デジタルサイネージの導入費用を安くする方法を教えてください。

A.導入費用を安くする方法は、以下のとおりです。

  • ディスプレイはスタンドアローン型・屋内タイプを選ぶ
  • 機器をレンタルする(ただし長期利用は割高になる可能性あり)
  • 動画コンテンツの制作費を抑える(一部自社で対応する、など)
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