YouTube広告の種類と費用を解説!費用対効果を高めるためには?

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YouTube広告は、動画プラットフォームのYouTube上に配信できる広告です。多くの企業が取り入れている広告形態ですが、これから検討している人に向けて、広告の種類と費用、費用対効果を高めるコツをあらためて解説します。※2023年9月現在の仕様に基づいた内容です

1.YouTube広告の種類

現在、YouTube広告は、大きく8種類に分けられます。それぞれの広告の特徴を解説します。

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画の最初や最後、または動画の途中に流れる広告のことです。
インストリーム広告には、動画が開始されてから5秒後にスキップの選択が可能な「スキッパブル広告」と、最後まで強制的に視聴させる「ノンスキッパブル広告」の2種類があります。スキッパブル広告は強制的に表示される時間が5秒間のため、ユーザーにストレスを与えにくい点がメリットです。言い換えれば最初の5秒間でスキップされてしまう可能性が高いため、冒頭でユーザーの興味を惹きつける工夫が求められます。一方ノンスキッパブル広告は、動画の長さは15秒以下と制限されているものの、最後まで視聴してもらえる点がメリットです。ただしユーザーがストレスを感じやすくなるデメリットもあるため、動画の構成やターゲティングに注意が必要です。

インフィード広告

インフィード広告(旧:TrueViewディスカバリー広告)は、関連動画の横や検索結果、スマートフォン画面のトップページなどに表示される広告です。動画の再生途中や前後ではなく、動画のサムネイルをクリックすることで、広告が再生されます。すでにサービスに興味がある人(=見込み客)をターゲットにする際に、ピンポイントでアプローチできる広告です。その反面、関心のない人にはクリックしてもらうことすらできないため、ターゲティングに注意が必要な広告でもあります。

バンパー広告

バンパー広告は動画の前後や途中に再生される、スキップできないタイプの最長6秒間の広告です。比較的ユーザーにストレスを与えることなく最後まで動画を視聴してもらえるため、認知拡大を狙いたいケースに向いています。
情報をたくさん詰め込むのではなく、簡潔で印象に残りやすいキャッチフレーズで幅広い視聴者にリーチできる内容が効果的です。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、YouTube内ではなく、Google広告と連携しているサイトやアプリなどに配信されるモバイル専用の広告です。広告は音声なしで動画が自動的に再生され、ユーザーが広告をタップするとミュートが解除される仕組みです。またスクロールして動画を飛ばしたり、自社のサイトへ誘導したりなどもできます。モバイルのユーザーにより多くリーチできるため、認知拡大向上が期待できる広告です。
最初の設定で音声やBGMがミュートされている分、視覚的にユーザーに興味を持ってもらう工夫が求められます。

マストヘッド広告

マストヘッド広告は、YouTube のトップページ最上部に表示される広告です。もっともユーザーの視界に入りやすい場所に掲載できるため、最大限にユーザーへのリーチができます。とくに新商品やサービスの認知度を高めたい場合や、短期間で大規模なプロモーションをおこないたい場合に効果的です。Googleの担当者への事前予約が必要な広告のため、配信する場合は期間に余裕をもって準備しましょう。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、YouTube画面の右上、おすすめ動画一覧の一番上に表示される画像広告のことです。関連動画を探しているユーザーに対して広告を見せることが可能で、認知拡大が期待できます。動画広告の場合は動画の制作が前提となるため、費用や工数がかかってしまい、社内のリソース状況によっては制作が難しいケースもあるでしょう。
一方ディスプレイ広告は画像だけのため、動画より手軽に始めやすいというメリットがあります。

ダイレクトレスポンス広告

ダイレクトレスポンス広告とは、動画広告に関連する商品の画像を数枚表示できる広告のことです。動画広告終了後も商品の画像を閲覧できるため、ユーザーの商品購入につながりやすいという特徴があります。またYouTubeだけでなく、ほかのプラットフォームでも配信することも可能です。
とくにECサイトを運営する企業におすすめの広告です。

動画アクションキャンペーン

動画アクションキャンペーン(旧:TrueViewアクションキャンペーン)は、会員登録や商品の購入など、コンバージョン獲得を目的とした動画広告を配信できる機能です。具体的な仕様は以下のとおりです。

  • フォーマットは「スキップ可能なインストリーム広告フォーマット」と「インフィード動画広告フォーマット」の2種類
  • 動画の長さは10秒以上
  • 行動を促すフレーズ、広告見出し、説明文の追記が可能

上記のほか、広告表示オプション(サイトリンク、リードフォームなど)や商品フィードをキャンペーンに追加できます。通常の動画広告では動画しか配信できませんが、動画アクションキャンペーンは動画広告に加えて、具体的な行動を促進する機能を持たせた配信を可能にしています。つまり、ユーザーに明確な行動を促進させられるということです。そのため、よりコンバージョンを獲得しやすいというメリットがあります。

2.YouTube広告の費用と課金制度

YouTube広告は、種類によって費用が異なります。またどういったケースで収益が発生するのかという点も、広告によってさまざまです。ここからは、広告の費用の仕組みと課金制度の特徴を解説します。

オークション形式

YouTube広告は運営するGoogleが管理しており、オークション(入札)形式で配信される広告が決まります。
具体的な流れは、希望枠に対して上限額を設定し、他社と入札を競争します。そして入札金額と、広告の品質を示す10段階の「品質スコア」によって、広告枠が決まる仕組みです。仮に入札金額が低かったとしても、品質スコアが高ければ広告枠を獲得できるチャンスがあります。
品質スコアは、入札キーワードと広告の関連性や、リンク先ページの関連性を高めるなどして高めることが可能です。

CPV(動画視聴課金)

CPV(Cost Per View)は、ユーザーが動画をスキップせずに30秒間視聴するか、その前に広告をクリックした際に発生します。費用相場は、1再生あたり5〜20円が目安です。
【該当広告】 ・
スキップ可能なインストリーム広告

CPC(クリック課金)

CPC(Cost Per Click)は、動画広告上に表示される広告をユーザーがクリックすると課金される方式です。費用相場は、1クリックあたりおよそ3〜20円ほどです。
【該当広告】 ・ディスプレイ広告 ・インフィード広告

CPM(インプレッション課金)

CPM(Cost Per Mille)は、動画広告の表示回数に応じて課金される方式です。1,000回表示ごとに費用が発生します。費用相場は、1,000インプレッションあたり400〜600円が目安です。
【該当広告】 ・スキップ不可能なインストリーム広告 ・バンパー広告 ・アウトストリーム広告 ・マストヘッド広告

CPD(一日あたりの広告費)

CPD(Cost Per Day)は、広告掲載日数に応じて課金される課金方式です。相場は一日あたり数百万円になることもあり、膨大なコストがかかります。しかし非常に目立つ広告のため、訴求効果がかなり高く、大々的な告知に向いている点が特徴です。
【該当広告】 ・マストヘッド広告

配信された広告フォーマットに応じて課金制度が変化するパターン

配信されたそれぞれの広告フォーマットごとに、課金発生条件が変わるパターンです。複数のフォーマットで広告を配信するタイプの場合、課金制度は広告が配信されたフォーマットに対応します。
【該当広告】 ・動画アクションキャンペーン ・ダイレクトレスポンス広告

3.YouTube広告の費用対効果

YouTube広告の費用対効果を確かめるには、まず指標について理解する必要があります。
ここからは、指標について詳しく解説していきます。

広告効果測定の指標

YouTube広告では、広告の目的の達成状況をチェックするために、効果測定することが大切です。まずは以下の3つの中から、広告配信の目的を決めましょう。

  • 認知:自社やサービスを知ってもらう
  • 比較・検討:見込み客を獲得する
  • 行動:購入や問い合せなど具体的なアクションにつなげる

次は目標を達成する過程において、達成度合いを測る「指標」を設定します。主に5つの指標を用いて分析しますが、すべて確認する必要はありません。目標に適したものから優先度をつけて確認していくことが重要です。

  • クリック率:行動
  • 視聴回数:認知
  • 再生時間:比較・検討
  • 視聴完了率:比較・検討
  • CPV(広告視聴単価):認知

広告を配信した後は必ず効果測定をおこない、目標値への達成度をチェックしましょう。またさまざまな角度からデータ分析することで、広告掲載の効果を検討しながら、必要に応じて新たな目標の設定ができるようになります。

クリック率

インプレッションに対して、動画広告がクリックされた割合を表すものです。ユーザーが商品購入やサービス利用への意欲や関心度を示す指標として用いられます。クリック率が低い場合は、ユーザーの興味を引く広告でないことが考えられます。この際、ターゲティングや広告内容の見直しが必要です。

視聴回数

動画広告をユーザーが視聴(再生)した回数を表します。YouTubeの場合、動画視聴を前提としているため、視聴者が30秒以上広告を再生するか、広告をクリックしたときのみカウントされる仕組みです。どれだけ多くの人の目に触れたかがわかりやすいため、認知度向上の指標として有効です。

再生時間

再生時間は、ユーザーが動画広告を再生した時間の合計時間を把握できる指標です。再生時間のほか、「平均総再生時間」といった指標も多くのケースで利用されます。YouTube広告の再生時間は、ターゲットや広告の質の分析で用いられる指標です。再生時間が短い場合は、「動画のクオリティが低い」か「ターゲティングのミスマッチが生じている」と判断できるでしょう。

視聴完了率

視聴完了率は、動画広告が最後まで視聴された割合を示すものです。YouTube広告では、「視聴完了数÷動画冒頭のインプレッション数=視聴完了率」を視聴完了率の定義としています。視聴完了率が低い場合は、途中で内容に飽きて閉じた可能性が高く、内容をすべて伝えきれていないことがわかります。重要なメッセージを最初に触れたり、印象的な冒頭にしたりなど、冒頭部分の見直しが対策として有効です。

CPV(広告視聴単価)

CPVは、1回あたりの広告視聴の費用です。YouTube広告では、広告の種類によって費用が異なります。たとえばインストリーム広告では、動画が30秒以上再生されることで課金が成立するCPCV(完全視聴単価)が採用されています。そのため、広告フォーマットを検討する際は、CPVについても考慮することが大切です。

4.YouTube広告の費用対効果を上げるには

YouTube広告の費用対効果を高めるためには、主に4つのポイントを意識する必要があります。費用対効果を上げるコツとなりますので参考にしてみてください。

目的やターゲットに合った種類の広告を選ぶ

広告を配信する際は、目的やターゲティング(年齢層・性別・居住地など)を決め、適した広告を選ぶことが重要です。目的が曖昧のままYouTube広告を配信すると、高い効果は見込めず、動画の修正が発生したり、ユーザーの離脱につながってしまったりなどのリスクがあります。
だれに、何を、どのように伝えるための広告なのかを明確にして、目的によって適切な広告フォーマットを選ぶことで、費用対効果を最大化できるでしょう。

冒頭数秒にインパクトを持たせる

スキップ可能なインストリーム広告の場合、興味が湧かないと感じたユーザーは5秒経過した時点で広告をスキップしてしまいます。そのため、いかに冒頭の5秒でユーザーの興味を惹けるかどうかが肝心です。また、スキップ不可の広告であっても同様です。興味を惹かない動画で、かつスキップもできなければマイナスイメージにつながりかねません。
要点を簡潔かつ魅力的に伝え、最後まで視聴したりクリックを促したりできるよう工夫を凝らすことが大切です。

広告感の強くない動画にする

YouTubeの視聴者は、親近感やストーリー性のあるコンテンツを求めている傾向があります。いかにも広告という動画を配信してしまうと、最後まで視聴されずにスキップされてしまうだけでなく、ブランドや企業そのものにもマイナスなイメージを持たれる可能性があります。つまり、ユーザーの獲得機会の損失にもなってしまうということです。
そのため、広告感を抑えた親しみやすい動画制作が重要なカギを握ります。

アナリティクスの活用

YouTube広告の費用対効果を高めるためには、分析ツールの活用も非常に役立ちます。広告を出稿した後、Google広告の管理画面で「インプレッション数」と「クリック数」はチェックできますが、デフォルトの設定では視聴率や再生時間などは表示されません。動画広告配信の目的によって確認する指標が異なるため、YouTube広告の効果測定は、以下のツールを用いるとより詳細なデータが得られます。

  • Googleアナリティクス
  • Googleタグマネージャー
  • YouTube Studioアナリティクス

上記の分析ツールを活用することで、目的の達成度合いを測ったり、ユーザーの動向を把握できたりなどが可能です。

5.種類と費用を抑えて効果的なYouTube広告を

YouTube広告は、ただやみくもに配信すれば良いというわけではありません。ターゲティングと目的を明確にし、適切な広告フォーマットを選ぶことが求められます。広告の種類や特徴、費用についてはアップデートされ、更新されることがありますので常に最新の情報は公式サイトなどを確認しましょう。

6.Q&A

Q.YouTube広告の運用を広告代理店に依頼する場合、費用はいくらですか?

A.月額10〜50万円の固定費が目安です。
広告予算によっては、広告費の20%〜を手数料に設定している代理店も多くありますが、運用には専門知識と分析力も必要となりますので、費用対効果を考え、適切な判断が求められます。

Q.YouTube Studioアナリティクスはどこから見られますか?

A.以下の手順で見られます。

  1. YouTubeにアクセスし「YouTube Studio」を立ち上げる
  2. 「YouTube Studio」内にある「アナリティクス」をクリックする
  3. 「チャンネルアナリティクス」を立ち上げる

Q.YouTube広告が逆効果になるパターンは?

A.逆効果になりやすいパターンは、以下の3つです。

  • ターゲティング選定がズレている
  • メッセージに一貫性がない
  • 広告感の強い内容や現実的でない展開のストーリー

Q.オーバーレイ広告はなくなったのですか?

A. オーバーレイ広告(動画の上に重なって表示される広告)は、2023年4月6日以降をもって廃止されました。
モバイル版では表示されず、デスクトップ(パソコン)のみに配信されていたため、視聴者の混乱を招くリスクが懸念されることが理由として挙げられます。

Q.YouTube広告に出稿する場合、予算はいくらぐらい見積もると良いですか?

A.プロモーションの規模によって異なりますが、最低でも月間10万円〜30万円の予算を見積もっておきましょう。
10万円程度用意できれば、広告を出稿するだけでなく、費用対効果を高めるためのデータも取れるためです。またデザインや動画制作費は別途となります。

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