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更新日: 商品写真撮影のコツを徹底解説。注意点やテクニックとは?

実際に商品を手に取って見られないECサイトや商品カタログは、商品写真の質が大きな決め手となります。商品写真の印象次第で、売り上げが大きく左右されるといっても過言ではありません。
商品写真撮影の重要性をはじめ、顧客の心をつかむ商品写真の撮影テクニックや、オススメのカメラ、注意点をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

1.商品写真撮影の重要性とは

「物撮り(ぶつどり)」とも呼ばれる商品写真撮影が重要といわれる理由は、売り上げに直結すること、撮影の仕方次第で相手に任意のイメージを持たせられることです。この2つの理由について、詳しく解説します。

商品の売り上げに直結する

商品写真は、その見た目によって売れ行きが変わります。なぜなら実店舗とは違い、商品を直接手に取って確認できないからです。つまり、掲載されている写真や商品の説明文だけで、ブランドや商品の価値が決まってしまうほど大きな影響力を持ちます。
商品の購買意欲をかき立てるためには説明文も重要な要素ですが、消費者は、視覚的に情報を得られる商品写真から優先的に見る傾向があります。商品の良さが伝わるように撮れていれば、消費者は自然に良いイメージを抱き、説明文まで読んでもらいやすくなるでしょう。
反対に商品を購入したくなるような説明文であっても、商品写真がいまひとつであれば、顧客は説明文を読まずに離脱してしまうということです。写真から得られる印象が購入の有無に直結するため、商品写真撮影は重要な役割を担っているといえます。

撮影の仕方で様々なイメージを持たせることが出来る

商品写真は撮影の仕方によって、様々な演出効果を狙うことが可能です。撮影の仕方には、主に「プロダクトカット」と「イメージカット」の2種類があります。多くの商品写真は、この2種類の写真を撮影し、その商品の魅力を伝えているものが多いです。
プロダクトカットは、「商品の情報を正しく伝えること」が目的です。商品のカラーや形、質感などが正確に伝わるように撮ります。全体写真に加えて、アップや側面、商品を手に持った状態など、実際に商品を手にして見ているかのように感じられる写真をあらゆる角度から撮影します。
一方でイメージカットは、「消費者の目に留まること」「購買意欲をかきたてること」を目的とした写真です。また伝えたい世界観が表現されていれば、形や色、質感が多少デフォルメ(歪曲)されても構わないというケースが多いです。たとえばアパレル系でよく用いられる着用カットでは、洋服やアクセサリーなどを身に付けて撮影することで、サイズ感やシルエットなどを伝えやすくなります。
このように撮影の仕方次第で、商品を使用するシーンや、サイズ感や機能性などを具体的に想像させることが可能です。

2.商品写真撮影で最も注意したい「明るさ」

商品写真撮影で大きなカギを握るのは、光(明るさ)の使い方です。写真の質は、光をどうコントロールできるかにかかっています。ここからは、光を上手に扱うテクニックを解説していきます。

商品の印象を左右する「明るさ」

写真の仕上がりのクオリティの決め手に、明るさがあります。なぜなら光の強さ・色・方向などによって、商品のイメージが大きく左右されるからです。たとえば、光が強すぎると商品の細部が白飛びして見づらく感じたり、暗すぎると写真全体が薄暗くなり、ネガティブなイメージを持たせてしまうでしょう。
また光には自然光やLED、電球などの種類があります。自然光で撮る場合とLEDのような人工的な光で撮る場合で、写真の雰囲気が大きく変わります。光の使い方は突き詰めると奥が深い技術です。どの方向から光を当てるかによっても商品のイメージは変わります。主な光の当て方は、以下の3つです。

  • 順光
  • 逆光
  • サイド光

順光は被写体の正面から光を当てる手法です。商品全体に光が当たるため、細部までしっかり見せることができます。
逆光は被写体の後ろから光を当てる手法です。前面に直接光が当たらないため、白飛びせず、自然な色合いを表現できる効果があります。また商品の前後で光量が異なるため、ドラマチックな印象や幻想的な雰囲気に仕上がります。
サイド光は、被写体の左右から当たる光で、商品写真撮影で多く用いられる手法です。光が当たっている側は明るく、当たっていない側は少し暗く写るため、商品の立体感を際立たせやすくなります。また周りの影も横に伸びるため、写真のアクセントとして生かすことも可能です。
商品に適した明るさで撮影ができれば、商品写真のクオリティは格段に上がるでしょう。

明るさをコントロールする為には

明るさをコントロールするコツとして、ディフューザーやレフ板などの撮影ツールを活用する方法があります。
ディフューザーは、ライトやストロボに取り付けて使うアイテムです。光の前にかざして光を均等に分散させることで、被写体の質感を際立たせたり、光を柔らかくしたりするなどの効果があります。
レフ板は、撮影する被写体に光を反射させて明るくする板で、白・銀・黒の3色があります。レフ板は商品として購入する以外にも、白や黒の布やアルミホイルなど、身近なもので代用も可能です。レフ板で自然光やストロボの光を反射させることで、逆光や日陰などコンディションが悪い撮影シーンでも、被写体を明るく映し出す効果があります。
これらの撮影ツールを活用して、光を上手にコントロールしてみましょう。

カメラの設定でも明るさを変えられる

明るさの調節は撮影ツールを用いる以外にも、使用するカメラの設定でコントロールすることも可能です。カメラの設定画面を開いて、以下の設定を変えてみましょう。

  • 絞り(F値)
  • ISO感度
  • シャッタースピード

絞りは取り込む光の量をコントロールし、明るさを調節する機能です。絞りが小さいほどピントの合う範囲が狭くなって明るく写るようになります。反対に絞りが大きいほどピントの合う範囲が広くなり、暗く映ります。
ISO感度とは、光に対するカメラの感度のことです。ISO感度を上げると写真が明るくなる仕様で、撮影場所の明るさに合わせて設定します。たとえば太陽が沈んだ後や屋内での撮影など、明るさが足りない際にISO感度を上げると効果的です。ただし感度を上げ過ぎると、画質が劣化する要因になるため注意しましょう。
シャッタースピードは、カメラが光を取り込む時間を示すものです。シャッタースピードを遅くすると、光を取り込む時間が長くなり、全体的に明るい印象になります。反対に速い設定にすると、光を取り込む時間が短くなるため、全体的に暗い印象になります。
これらの3つの機能を覚えておくと、撮影シーンに合わせて柔軟に対応することが可能です。

3.商品写真撮影にオススメのカメラと注意点

ここからは、商品写真を撮影する機材について解説していきます。撮影には、一眼レフカメラ・スマートフォン・コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のいずれかを用いることになるでしょう。それぞれに良い点や注意点があるため、違いを知っておくことが大切です。

一眼レフカメラ

一眼レフカメラの良い点は、画質が優れており、撮影できる構図の幅が広がるため、質の高い写真が撮影できることです。背景のぼかしや立体感の表現により、商品の品質まで詳細に伝えられます。また商品の高級感や洗練された雰囲気も演出しやすいため、写真の質にこだわりたいという場合は一眼レフカメラがオススメです。
一方で注意点は、カメラ初心者には不向きであることです。豊富な機能があるため、一つひとつ覚えて使いこなすのには時間がかかります。また一眼レフカメラは、ほかのカメラと比べると高価です。3万円台から100万円を超えるものまで、様々な価格の機種があります。新たに購入する場合には、それなりの費用がかかることを覚えておきましょう。

スマートフォン

スマートフォンの良い点は、費用がかからず、最も手軽な方法であることです。スマートフォンのカメラは新型のモデルほど性能が高く、一眼レフカメラのように細かな設定の手間をかけずに撮影できます。撮影環境に適した明るさに自動で調整してくれる機能も搭載されているため、初心者でも比較的きれいに撮ることが可能です。三脚やライトなどを活用して撮影すれば、高性能カメラ並みの写真に仕上げることも可能なため、ぜひ挑戦してみましょう。
注意点は、一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラと比べると、画質が劣ったり、細かな調整はできないという点です。たとえば撮影する商品のサイズが小さい、装飾が細かい繊細な商品など、高い画素数が必要なケースには向きません。また使用するスマートフォンの機種が古い場合、性能が落ちてしまうため、イメージ通りの写真が撮影できない場合があります。その際は、コンパクトデジタルカメラなどの購入を検討する必要があります。

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)

コンパクトデジタルカメラの良い点は、スマートフォンよりも高画質な写真が撮影でき、携帯性にも優れていることです。画質が荒れにくい光学ズームが使用されているため、商品から離れて撮影する際にも、ある程度の画質が保てます。また一眼レフカメラよりもコンパクトで軽いため、長時間の撮影でも疲れにくいでしょう。
注意点は、安いコンパクトデジタルカメラは、スマートフォンと変わらない画質である可能性が高いことです。目安としては、5〜6万円以上のモデルがオススメです。なかには一眼レフカメラ並みの性能を持っているモデルもあります。

4.商品写真撮影のコツ

実際に商品写真を撮影する際に、押さえておきたい3つのコツを解説します。細かいテクニックを取り入れることで、より魅力的な商品写真に仕上げることが可能です。

被写体の背景

被写体の背景は、イメージカットでは商品が魅力的に写るよう、背景にカラーや柄を加えるのがオススメです。なぜなら背景を加えることで、商品をはっきり見せるだけでなく、商品のイメージを伝える演出としても活用できるからです。具体的な背景例として、以下のようなものがあります。

  • ナチュラル:木目調や芝、アイボリーやベージュの背景
  • クール:コンクリートや石素材、寒色系の背景
  • 高級感:ベルベットや大理石調、黒の背景
  • 清涼感:麻やリネン
  • キッズ向け:ビビッドカラー

一方、プロダクトカットは白い背景を使って撮影することをおすすめします。なぜなら白には、商品の色や形をわかりやすく見せてくれる効果があるからです。そのため、商品のディテールまでわかりやすく伝えられます。白の背景は、以下のアイテムを活用してみましょう。

  • 画用紙やセットペーパー:文房具店や100円ショップなどで購入可能
  • 木目調の背景素材:ホームセンターなどで購入可能
  • 布:ドレープを入れると高級感を演出できる
  • アクリル板:鏡のように反射させると、清涼感を演出できる

さらにこだわりたいという場合には、モザイクタイルや英字新聞などを取り入れてみるのもオススメです。ただし、あくまでも商品がメインのため、背景の主張が強くなり過ぎないように注意しましょう。

ピント調整

商品写真撮影では、被写体にピントを合わせることが大切です。写真にメリハリが出て綺麗に見えるだけでなく、質感などのディテールも伝えられます。さらにピントを調整して背景をぼかすことも、商品を際立たせる有効な手法です。
オートフォーカス機能が搭載されているカメラであればそれほど心配はありませんが、カメラによっては背景や小物などにピントが合ってしまい、被写体がぼやけてしまうこともあります。ピントが合わない原因の多くは、明るさ(照明)の不足によるものです。なかなかピントが合わないと感じた場合は、照明の明るさを調整してみましょう。

小物などで飾り付け

商品のイメージに合った小物で飾り付けすると、商品を使うシーンをイメージしてもらいやすくなります。たとえばグラスの商品を撮影する場合、ワインボトルを置くとワインに合うグラスであることがイメージできるでしょう。また商品を持っている手元を撮影したり、比較対象となる小物と並べて撮ったりすることで、おおよそのサイズ感を伝えるといった手法もあります。商品購入後の様子を想像しやすくさせれば、顧客の購買意欲を高めることが期待できます。

5.商品写真撮影ポイントをおさえて撮影しよう

ECサイトや商品カタログなど、現物を見られないものを購入する際は、写真や説明文で判断するしかありません。写真はテキストの7倍もの情報量があり、かつ人の記憶に残りやすいといわれています。そのため商品写真の質は重要な要素です。商品を実際に使用しているシーンをイメージさせることができれば、消費者の「この商品を使ってみたい」という気持ちを高めることができます。
今回紹介したポイントやコツをおさえて、より魅力的に映る商品写真撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

6.Q&A

Q.商品写真撮影で重要なポイントはなんですか?

A.撮影で大切なポイントは、商品のイメージに大きく影響する光(明るさ)です。
光をコントロールするためには、レフ板やディフューザーなどのアイテムの活用がオススメです。
またカメラの絞りやシャッタースピード、ISO感度を調整することで明るさを調節できます。

Q.自宅でも商品写真撮影はできる?

A.自宅でも撮影が可能です。自然光が入る窓際のスペースを活用しましょう。

Q.自宅で商品を撮影する際に必要な機材は?

A.最低限必要な機材は、カメラ・背景・照明です。
明るさの調整には、ディフューザーやレフ板などの撮影ツールを活用しましょう。

Q.なるべくお金をかけずに商品写真を撮る方法は?

A.費用を抑えるなら、撮影は自宅でおこない、カメラはスマートフォンを使用しましょう。
ディフューザーは、100円ショップなどで販売されているトレーシングペーパーや、レースカーテンで代用できます。レフ板も卓上ミラーや大きめのノート、白いTシャツなどで代用可能です。

Q.商品写真撮影をプロにお願いする場合の料金相場は?

A.フリーカメラマンに依頼するケースと、制作会社に依頼するケースで料金に幅があります。

撮影のみをプロのカメラマンに依頼した場合、目安としては半日で2~5万円程度かかります。またそれ以外にもスタジオやモデルの有無、機材の種類・量、小道具等準備が必要かどうかによっても大きく変わりますので事前に見積りができる制作会社に相談することをおすすめします。

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