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更新日: セミナー動画の制作手順を解説!編集のポイントや事例も紹介

セミナーは定めた日時に開催するだけでなく、「動画」として収録して提供する方法もあります。
今回は、セミナー動画を制作するメリットや種類、制作手順について、具体的な事例も紹介しながら解説します。

1.セミナー動画とは?

セミナー動画とは、通常対面で行なうセミナーから不要な部分をカットし、動画として作成したものをいいます。
通常のセミナーでは、講師が参加者の前に立って話します。しかし、講師によってトークスキルにばらつきがあり、聞き取りにくかったり、間が空いてしまったりすることも少なくありません。一方セミナー動画化の際には、不要な間をカットし、要点を絞った編集ができることに加え、アニメーションやテロップも付けられるため、視聴者が理解しやすいように伝えることが可能になります。また、コロナ禍による働き方改革により、テレワークを取り入れる企業が増加していることも、セミナー動画の需要が拡大した要因の一つといえます。さらに、経済産業省が推進している「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の一環として、セミナーをオンラインで開催する「ウェビナー」を開催する企業も増加傾向にあります。このウェビナーの内容をダイジェスト版として公開するなど、セミナー動画は多様な使い方が可能です。

2.セミナー動画の種類

セミナー動画には、主に3つの種類があります。ここでは、3つの種類についてそれぞれ特徴を解説していきます。

フルバージョン

フルバージョン動画は、セミナーの内容をフルで見せる動画のことです。セミナー講師の映像と、セミナーで使用した資料をまとめて動画を制作します。動画の再生時間は長くなるものの、セミナーの臨場感を伝えやすく、内容の濃い動画を届けられる点がメリットです。
しかし、フルバージョン動画はどうしても長尺になってしまうため、視聴者が興味を持つ内容であっても、離脱せずに視聴してもらう工夫が欠かせません。テーマやポイントごとに動画を区切るなど、視聴者が興味のある部分のみ視聴できるような配慮を施すことが大切です。こうした細やかな部分に気を配ることでストレスを軽減させ、セミナー動画をしっかり見てもらえる可能性が高まります。

ダイジェストバージョン

ダイジェストバージョン動画は、長い時間のセミナーの内容の要点のみを3分〜5分程度にまとめた動画のことです。セミナーの要点が短くまとめられているため、スキマ時間にストレスなく視聴できる点がメリットです。また、企業側はWebサイトやSNSに掲載したり、メールで顧客に案内したりなどにも活用できます。長尺のセミナーの要点をピックアップし、短尺に凝縮したものを作成するため、構成やまとめ方をよく吟味する必要があります。

セミナーブランディング

セミナーブランディング動画は、セミナーの内容を1分程度にまとめた動画のことです。セミナーの目的や講師のメッセージ、会場などの雰囲気を簡潔にまとめます。SNSやメールなどでセミナーブランディング動画を案内することで、セミナーの価値について理解してもらうことが可能です。

3.セミナー動画のメリット

セミナー動画には、主に5つのメリットがあります。ここからは、それぞれのメリットを解説していきます。

多くの人に場所と時間を問わず視聴してもらえる

セミナー動画の1つ目のメリットは、PCまたはスマホを動画を再生できる状態であれば、場所や時間帯の制限なく、いつでもどこでも視聴できることです。日時、場所の決まったセミナーは、時間・場所に合わせてスケジュールを組み、足を運ぶ必要があります。遠方に住んでいる人や不規則な時間帯で働いている人は、参加できないといったケースも珍しくありません。一方、セミナー動画はこうした縛りがないため、自分の好きなタイミング・場所で視聴できます。そのため、対面でのセミナーよりも参加者を集めやすい点がメリットです。

繰り返し視聴できる

セミナー動画の2つ目のメリットは、繰り返し視聴できることです。対面でのセミナーは、基本的にその場限りであるため、すべての内容を把握することは難しいというデメリットがあります。メモしていたとしても集中力が続かず、途中で話の内容が抜けてしまうことも少なくありません。一方のセミナー動画は何度も視聴できるため、視聴者は後から見返して復習ができ、内容が記憶に定着しやすいといったメリットがあります。

短時間でわかりやすく伝えられる

セミナー動画の3つ目のメリットは、短時間でわかりやすく伝えられることです。動画の不要な部分をカットしたり、テロップを挿入したりなどの編集ができるため、わかりやすく視聴者に要点を伝えることが可能になるからです。一般的なセミナーは長尺になることが多く、サービスや商品に興味はあるものの、時間がかかるセミナーに抵抗感を持つ人も一定数存在します。その反面、セミナー動画は、編集機能の活用でわかりやすく簡潔に伝えられるため、視聴のハードルが下がるという点で大きなメリットです。

複数のシーンや媒体で流用できる

セミナー動画の4つ目のメリットは、さまざまな用途で流用することが可能であるという点です。1本動画を制作しておくことで、セミナーに参加できなかった顧客へのフォローアップや、研修や教材動画として活用できます。また、WebサイトやSNS、メールなどのマーケティングにも役立ちます。そのため、多彩な用途で流用できる点は、セミナー動画ならではのメリットです。

コスト削減につながる

セミナー動画の5つ目のメリットは、コスト削減に効果的という点です。その理由は、無観客でも開催可能なため、広い会場を押さえる費用がカットできます。自社の会議室などでの撮影も可能なため、動画制作費のみとなります。また、講師はセミナーのたびに各所に出向いて登壇する必要がなくなるため負担が軽減されます。一般的なセミナーは開催にあたり、会場の手配や講師の専任、配布資料の準備など、多くのコストがその都度必要になります。一方セミナー動画は、広い会場を借りずにセミナー開催が可能なため、多額のコストを必要としません。そのため、セミナー動画があることで、セミナーを開催する際のトータルのコストカットが期待できるということです。

4.セミナー動画の制作の手順とポイント

セミナー動画を制作する際は、主に5つの手順で進めていきます。ここからは、それぞれの手順とポイントを解説していきます。

セミナー資料の準備・撮影

まずはセミナー資料を準備し、撮影を行います。資料としては、あらかじめ流れの台本を制作し、動画の目的・ターゲット・伝えたいことを明確にしましょう。基盤をしっかり固めておくことで、セミナーの山場やダイジェストにしたいメッセージが見えてきます。また撮影に際しては録音環境にもこだわりましょう。カメラのマイクを使うと、ノイズや周辺の音を拾ってしまうため、聞き取りにくくなります。外部マイク(ピンマイクやハンドマイク等)を使うなどして、聞き取りやすい声になるように配慮することも大切です。

セミナー映像の編集

撮影した映像をもとに、無駄な間や不要な部分をカットし、内容ごとに章で分けていきます。各章ごとの間にも中タイトルにあたるタイトル画面を入れるとわかりやすくなります。章を分けることで、YouTubeなどではチャプターを打ちやすくなりますし、視聴者としても全体を把握しやすくなります。

資料・字幕・テロップの挿入

全体の流れが整ったら、次は資料や字幕、テロップを入れていきます。もう少し解説が必要な部分がある場合は、必要に応じてグラフなどの補足資料を入れましょう。また、重要な部分は字幕の色やフォントを強調すると、視聴者はセミナーの要点をつかみやすくなります。こうした細かい部分にまで配慮することで、わかりやすいセミナー動画になります。積極的に字幕やテロップ、補足資料を活用しましょう。

オープニング映像・BGMの挿入

冒頭には、オープニング映像を挿入しましょう。オープニング映像には、セミナーの目的を視聴者と共有したり、期待感を持たせたりなどの効果があります。アテンションとしての短いジングルBGMを入れることも効果的です。動画化が難しければ、PPTで作成したタイトルだけでも入れるようにするとよいでしょう。また、本編中のBGMは、内容により入れる、入れないを検討する必要があります。

5.セミナー動画の事例

最後に、セミナー動画の種類ごとに事例を3つ紹介します。

【フルバージョン】クーポン機能を活用して売上げアップ!|カラーミーショップ

GMOペパボ株式会社のネットショップ開業・作成サービス「カラーミーショップ」のセミナー動画です。概要欄でセミナーのトピックが明記されており、視聴したい部分をクリックすることですぐに飛べるように設定されています。このセミナー動画は、動画用に撮影されており、音がクリアで聞き取りやすいという点が特徴です。

【ダイジェストバージョン】ビジネス論理思考・初級編セミナー|ゴリラクリニック

男性専門の総合美容クリニック・ゴリラクリニックのビジネス論理思考・初級編セミナーのダイジェスト動画です。冒頭では重要なキーワードをアニメーションを用いて表現し、視聴者にどんな内容を伝えたいのかをアプローチしています。また、動画のアングルが適宜変わるため、緩急のある動画に仕上がっている点も特徴です。なお、DAY1・DAY2それぞれのダイジェスト動画が公開されており、DAY1は3分程度の長さであるのに対し、DAY2では2分弱とより簡潔にまとめられています。

【セミナーブランディング】経営研究会 全国大会2019 第93回経営戦略セミナー|船井総合研究所

船井総合研究所が開催しているセミナーのポイントを映画の予告編のように編集したセミナーブランディング動画です。魅力となるポイントがテロップで表示され、企業の有意義なセミナーであること視聴者に印象付けています。

6.ポイントを踏まえ分かりやすいセミナー動画の制作を!

セミナー動画の制作は、リアル開催のセミナーに比べてコスト削減ができ、また用途も多岐にわたります。セミナー動画の制作には、撮影やデザイン、編集などが必要なため、全て内製での制作は難しい場合もあります。制作会社への相談も検討してみてはいかがでしょうか。

7.Q&A

Q.セミナー動画を制作会社に依頼した場合、料金の目安はどのぐらいですか?

A.費用の相場は、30万円〜150万が目安です。解説のPPTをデザインしたり、スタジオを使用するかなどによよっても大きく差がありますので、内容を説明の上、予算と合わせて相談することをおすすめします。

Q.制作会社に依頼した場合、制作にどれぐらいの期間がかかりますか?

A.動画の尺や内容によって異なりますが、1か月〜3か月程度が目安です。資料は完成しており、撮影がすぐできる状態であれば、早く仕上がるでしょう。複数の枚数の解説PPTをデザインする場合や、長い尺のセミナーの場合は時間もかかります。

Q.セミナー動画の制作の手順を教えてください。

A.基本的な流れは以下のとおりです。

  1. 企画
  2. シナリオ・コンテ作成
  3. 撮影または素材制作
  4. カット編集・
  5. 資料や字幕、テロップ・BGMの挿入

Q.セミナー動画制作のポイントは何ですか?

A.以下を意識してみましょう。

  • カット編集でテンポの良い動画にする
  • テロップや字幕、補足資料を活用する
  • クリアな音声にこだわる

セミナー動画はテンポの良さ・わかりやすさが重要なポイントです。視聴者を飽きさせないためにも、不要な箇所はカットし、メリハリをつけるようにしましょう。また、声が聞き取りづらいといったことにならないように、録音環境にもご注意ください。

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